みなさんは物欲に限らず欲しいものはいくつあげられますか?世の中にはそのような質問を受けたときに欲しいものがないと答える人も実はある程度いるのを知っていますか?贅沢な悩みで羨ましいですね。
ここではそんな欲しいものがない人の心理を紹介します。
1.本当に欲しいものを全部手に入れている
欲しいものがない人の悩みを贅沢だと思う想像通り、経済的、境遇的に恵まれていて欲しいものを全部手に入れてしまった人は当然ながら残っている欲しいものがなくなります。
若い時に欲しいと思っていたリストの上位から順番に、成功を収めた後に手に入れていくと豪邸、車、ブランド品、幸せな家庭、別荘など欲しいものがもう持っているものに変わっていきます。
物欲や所有欲、出世欲は限り無いように見えて、だんだんと手に入れていくと「もう十分だな」と感じるタイミングが訪れます。
そうなった人にとっては欲しいものがないというのは本音です。
もっともそんな境地に達する恵まれた人は世の中の上位数%でしょう。
2.現状に満ち足りている
客観的に見てまだまだ手に入れられる余地があるとしても、その人本人が現状で自分が手に入れた地位、名誉、物、人間関係に満ち足りて満足したと考えればもう欲しいものがないというのは謙遜ではなく本音です。
お金や名誉などいくらあっても困らないと思うかもしれませんが、それはひとそれぞれです。
悟りの境地に達すれば他人から見てありきたりな生活もその人にとって満ち足りたものと感じることもあります。
要は感じ方次第で欲しいものの到達点は人によって全然違うということです。
3.情報が多すぎて欲しいもの探しが面倒くさい
現代社会において物欲を刺激する情報コンテンツはたくさん揃っています。
家電一つ取ってみても、価格、スペック、耐久性、口コミ、ブランド、デザインなどたくさんの情報が調べれば調べるほどどれが自分にとってベストな買物なのかわからなくなってきます。
情報があふれているからこそ欲しいものを見つけたり欲しくなったりするというのは事実ですが、逆に真剣に欲しいもの探しをするための労力は真剣になればなるほど無限に必要になるというジレンマが生まれています。
欲しいもの一つ探して決めるのも面倒くさくなってしまったのが現代社会です。
4.心から欲しいものがない
金額に関係なく欲しいものをあげてくださいといろいろな人にインタビューすると、インタビュー結果が、結局のところみんな似通ってくることに気づきます。
それに自分自身で気づいてしまった人は、自分があげる欲しいものリストはよくよく考えてみればみんなが欲しいものリストと同じで、自分が心から欲しいと思っているのではなくみんなが欲しいと言っているから、みんなが持っているから対抗して同じものを持ちたいだけなんじゃないかと気づくことになります。
結果的に欲しいものがない、つまり自分だけの心から欲しいものがないという答えになります。
5.現実が厳しすぎて欲しいとも思わない
さらに欲しいものがない人の中には満ち足りた人と正反対の悲しい境遇を反映しているものもあります。
いま自分がいる現実が厳しすぎて現状維持、必要に駆られた買い物で精いっぱい、欲しいものなんてないし考える余裕もないという人たちです。
経済的に余裕ゼロの人から、高級セダンが欲しい、コーヒーメーカーが欲しい、ブランドシャツが欲しいという言葉は出ません。
欲しいものが夢でしかない境遇の人たちにとっては、欲しいものを聞くことも酷です。
いかがでしたか。
欲しいものがない人の心理は、超お金持ちで欲しいものを全部手に入れた人という単純なイメージではなく、心の持ちようで満ち足りている幸せな人から、厳しい状況でそれどころでない人たちまでいることがわかります。
結論としては欲の満たされ具合は人によってさまざまで比べるときりがないし意味がないということです。