集団で過ごすことが当たり前なこの世の中でも、非協力的な人は一定数います。
協力的な姿勢を自然に取れる人でなければ、少なからず周囲からの評価も下がってしまいます。
ここではそのような人の心理や特徴をご紹介します。
1.他人任せである
「誰かがやるだろう」という考え方は、他人任せで非協力的であることと同義です。
例えばチームリーダーのような面倒ごとは普通誰しもがやりたくないでしょう。
でも誰かがやる必要が確実にあります。
それを踏まえて立候補できる人こそが周りを見て行動できる優秀な人材であると言えます。
勿論適正も重要で、自分はリーダーに向いていないという人もいるでしょう。
しかし、リーダーに向いている人に毎回その役をやらせるのは不平等ではないのでしょうか。
有能な人を食いつぶすような行為を行っている自覚を持ったうえで、適正という考え方をするべきです。
2.閉鎖的である
そもそも周りを見る気がない人にとって、協力というのは当然軽視するものになってしまいます。
何かの一員となってもそれでグループの一人とならずに、あくまで自分の役割だけを見る人にはこの傾向が強いかと思います。
確かに回された仕事をしっかりとこなせるならばメンバーとして優秀ではあるかと思います。
しかし、周りの負担などを見極めて臨機応変に対応することで、
最終的にグループ全体が活性化し恩恵が得られることも決して少なくありません。
連携を取らないチームならば、企業においての外注のように、
外部へのタスク依頼として扱う方がチームの効率的にもよく、チームという形を作る必要がないのです。
コミュニティの中にいる以上、あまり自分本位な考え方に固執しないようにしましょう。
3.モチベーションがない
コミュニティに仕方なく参加している、というタイプの人は多いでしょう。
そのような人の集まりでは、総じて目標にたどり着きません。
なぜならモチベーションが致命的にないからです。
顕著なのは学生の部活動です。
強豪校のレギュラーは何となくで勝ち取れる枠ではなく、日々の研磨によって実力をつけて得るものであり、
それによって信頼そして団結力が生まれます。
逆に部活動参加が義務付けられているからという理由ただそれのみで参加する人には、
そのようなモチベーションもないので、互いに研磨することもなく、協力しようという気持ちも生まれにくいかと考えられます。
もちろん楽しく部活をやれるなら、成績などは関係ありません。
記録の規模に関わらず、全力で打ち込める共通の事柄があってこそ、その本番で団結力が生まれるのです。
4.当事者のイメージが出来ない
傍から見ている人には、代表者や進行係、当事者の辛さを理解できていない部分が少なからずあります。
これは何にでもいえることで、リーダーや製作者の進行や作品の一部にケチをつけることが容易なのに対し、
進行や作品そのものを考えるのは比較にならないほど大変です。
そのような引っ張っていったり作り出したりする人の立場に立った経験のない人ほど、大変さのイメージが出来ないのです。
分かりやすい例なら「何食べたい?」という質問に対し「なんでもいい」と答えたのに、
「これは嫌だ」という発言をしてしまうようなものです。
食事を作る側の気持ちに立てれば、この様な言動は行わないでしょう。
またそのようなイメージができれば、自然と負担を和らげようと協力的になるでしょう。
いかがでしたか。
上記のことで共通するのは、協力すべき相手との意思疎通や考え方の統一が出来ていないということです。
特に4.において、実はしっかりと意思疎通を行えば改善することも多いものです。
確かに協力しない人という存在には手を焼きますが、思っているだけでは伝わらないということを念頭に置いて接してみましょう。