人として正しい行いをしようという意識が希薄で、道徳に反するような言動をする人がいます。
ここでは、そうした非道徳的な人について、どんな特徴があるのか、
どういう人が非道徳的な人ということになるのかを、具体的に見ていくことにしましょう。
1.人が見ていないと平気でルールやマナーを破る
非道徳的な人でも、人が見ているところでは体裁をつくろって、常識的な行動をしようとするケースが少なくありません。
多くの人が見ていても、それはまったく気にしないでルール違反をする人もいますが、それは少数派と考えていいでしょう。
多くの場合、人目のあるなしで行動が変わってきます。
人目のあるところではルールを守るけれど、人が見ていないところでは平気でルール違反をするのが、
多くの非道徳的な人の特徴です。
例えば、街中で缶ジュースを飲んだとしましょう。
飲み終えた空き缶を人が見ていてもおかまいなしに道端へ捨てるのは、もちろん非道徳的な行動です。
しかし、人目があればそういうことはせず、人目がないところで平気で道端に捨てるのも、
同じように非道徳的な行動と言わざるをえません。
人目のあるなしによって行動が変化するというのが、多くの場合の非道徳的な人の特徴ということになるでしょう。
2.責任転嫁をする
自分に非があって何かの問題を起こしたり、ミスをした場合に、素直にそれを認めるのが道徳的な人ということになるでしょう。
「すなおに非を認めて謝罪するのが、人として取るべき態度」と思っているのが道徳的な人です。
それに対し、道徳的でない人は、すなおに自分の非を認めようとはしません。
言い訳をして、なんとか自分を正当化しようとします。
これは道徳的な対応とはとても言えませんが、言い訳をするだけのレベルでは、
はっきり「非道徳的」とまでは言えないでしょう。
では、はっきり非道徳的と言えるのはどんな人なのか。
それは「人に責任転嫁をする人」です。
単なる言い訳ならまだしも、人に責任を転嫁すれば、その人が不利益をこうむることにもなりかねません。
人を傷つけたり、人の評判を貶めたりしてもいいから、なんとかして自分が助かろうとするのが、
非道徳的な人の特徴ということになるでしょう。
3.自分のつごうで約束を平気で破る
非道徳的な人の特徴として、「平気でドタキャンする」ということもあげられます。
人と約束をしていても、どうしても約束を遂行できない状況になってしまうということは、誰にでもありえます。
しかし、非道徳的な人は、そうしたやむをえない理由でなくても、
「なんだか気が進まない」というような身勝手な理由で、約束を破ってしまいます。
自己つごうで約束を破ったり、ドタキャンすれば、相手に迷惑がかかるでしょう。
しかし、人に対する迷惑など考えず、平気で約束を破ることができるのが、非道徳的な人の特徴です。
4.弱い立場の人を強く責める
非道徳的な人の代表的な存在が「クレーマー」です。
クレーマーというのは、自分が強い立場にある場合に、弱い立場にある人を責めるという特徴を持っています。
店にクレームをつける人は、「客である自分の方が立場が強い」ということを自覚しているからこそ、
店側を厳しく責めたてると考えていいでしょう。
立場の強さを利用して、弱い立場の人を責めるというのが、クレーマータイプの非道徳的な人です。
5.その人のいないところで悪口をいう
人間関係は常に良好にいくとは限りません。
人に対して不快な感情を抱いたり、嫌悪することもあるでしょう。
その場合、その人に直接その不快感を伝えるのは、非道徳的な行動ではありません。
その人のいないところで、別の人にその人の悪口を言うのが、非道徳な行動です。
人の評価を下げるようなことを、その人のいないところで口にするというのが、非道徳的な人の特徴ということになるでしょう。
非道徳的な人とはどういう人を指すのか。
それを知るために、非道徳的な人の特徴を5種類紹介しました。
人間は自分では気づかないうちにそうした言動をしてしまうこともあるものです。
ぜひ、参考になさってください。