オリンピック金メダリストとして国民的英雄である、フィギュアスケートの羽生結弦選手。
そのあまりの人気にCMなどに引っ張りだこで、最近では「映画俳優デビュー」を果たして話題になっています。
ではなぜ羽生結弦選手は多くの人に好かれるのか、その人気の理由をご紹介します。
1.ずば抜けた実力と勝負強さ
言わずもがなのことのようですが、彼の人気の理由として「実力」に触れないわけにはいきません。
ジャンルに関わらず、ずば抜けた人気を誇るアスリートは、ずば抜けた実力の持ち主です。
中でも、羽生結弦選手は日本が世界に誇るトップアスリートと言っていいでしょう。
ソチ五輪で金メダルを取ったことは、多くの日本人の記憶に残ってるでしょう。
そのほかにも、現在、グランプリファイナル3連覇中ですし、世界ランキング堂々の1位。
ショートとフリー合計で330点以上という、世界歴代最高得点を記録してもいます。
技術力が抜群に高い上に、表現力も豊か、特に体の柔軟性を生かした演出は他の選手の追随を許しません。
また、大舞台になるほど力を発揮する勝負強さも、大きな魅力でしょう。
「期待を裏切らない」から、多くの人から好かれるのです。
2.抜群のプロポーションと「王子様キャラ」
羽生結弦選手は一般的な意味での「イケメン」というのとは、少し違った魅力的なルックスの持ち主と言っていいでしょう。
似たタイプがなかなか見つからないような、個性的な美しいルックスです。
この個性的なルックスも、彼が好かれる理由の一つでしょう。
特に際立っているのが抜群のプロポーション。
まさに「フィギュアスケートをするために生まれてきた肉体」と言うべき体型で、外国の選手をも凌ぐ手足の長さが、彼の大きな持ち味です。
そのキャラは典型的な「王子様」で、特に女性に好かれるポイントが、そのイメージにあると言っていいでしょう。
そのキャラと抜群のプロポーションでリンクを滑る姿は、女性ファンをファンタジーの世界へ誘うのです。
3.競技中の顔と普段の顔のギャップ
少年っぽいというよりも、少年そのものの顔立ちの羽生選手。
普段は、とにかく優しく甘く、とろけるような笑顔を見せます。
笑うと目がタレるところも、その優しいイメージを強調していると言っていいでしょう。
ところが、ひとたびリンクに立つと、厳しい勝負師の顔になります。
普段はやや女性的な印象があるのに、試合になると全く違う「男の顔」を見せるのです。
このギャップ、オンとオフの激変ぶりも彼の魅力であり、多くの人から好かれる理由に違いありません。
4.求道者のイメージがある
タイプは違いますが、羽生結弦選手には大リーガーのイチロー選手に似た求道者のイメージが色濃くあります。
克己心が強く、自分に厳しく、常により高みを目指して自らを鍛錬する、強い意志が感じられるのです。
それが表れるのが、前項で紹介した、「試合における男の顔」ということになるでしょう。
「道」が好きな日本人にとって、自らの「フィギュア道」を究めようとする彼の姿は、一種の理想像と言っていいでしょう。
これも、彼が好かれる理由です。
5.震災体験を乗り越えた精神力
彼の人気を一層高めた出来事が、東日本大震災だったと言っていいでしょう。
仙台出身の羽生結弦選手は、あの地震が起こったときに、地元仙台のリンクで練習中だったと言います。
まさにあの地震の真っただ中にいたわけで、実際に避難所生活を数日経験しています。
彼は「もうスケートができなくなるのでは」と思ったそうですが、その危機を乗り越え、見事「世界一のフィギュアスケーター」になりました。
ドキュメント番組などで、その震災体験が語られましたので、そのことを知っている日本人は少なくないでしょう。
そして、そんな彼の強い精神力に心動かされた人も多いはず。
ここにも、羽生結弦選手が好かれる理由があると考えていいでしょう。
トップアスリートの中でも特に人気のある羽生結弦選手について、彼が多くの人から好かれる理由を5点、紹介しました。
年齢的にまだ伸びしろのある彼だけに、今後ますますの成長が期待されます。
人気度も、さらにアップしていくことでしょう。