外交的な人の性格的特徴5個

最終更新日:2016年5月4日

意識が自分の内側ではなく外側に向いていて、「常に他者と自分の関係性の中で思考したり行動したりする」というタイプの人がいます。

今回はそんな外交的な人にはどういう特徴があるのか、特に「性格」に注目してご紹介します。

1.協調性がある

いつでも他者と自分の関係性を意識するために、自然に「人に合わせる」という意識を持ちます。

ですから、自己中心的な言動をすることはほとんどありません。

むしろ、自分の意見や意志を曲げてでも、相手に合わせようとする傾向があります。

その性格的特徴を端的に表現するなら、「協調性がある」ということになるでしょう。

人に自分を調和させるのが上手なために、どんな社会にも適応しやすいというメリットがあります。

したがって、人からの評価は高くなりますし、人間関係の構築に苦労するということは、あまりありません。

2.感受性豊か

意識が自分の外側に向いているということは、そうでない人よりも外部からの情報をたくさんキャッチできるということになります。

つまり、アンテナの感度が優れているのです。

これを性格的特徴として表現するなら、「感受性豊か」ということができるでしょう。

特に意識することなく、いつでも感度の高いアンテナで外部情報をキャッチし、その情報よってさまざまな判断を下します。

ですから、自分だけの思い込みで行動したり、固定観念にとらわれるということはありません。

3.積極的で行動的

外部との関わりを重んじますので、当然、外部に対して積極的に働きかけます。

自分からどんどん外部と接触して行動するのが、性格的な特徴の一つということができるでしょう。

お話しした通り、協調性がある上に、積極的に行動をするのですから、仕事にしろ学校にしろ近所づきあいにしろ、

あるコミュニティの中で、高い評価を得られるわけです。

人から見ると「付き合いやすい人」であり、そのコミュニティ内のメンバーとしては「有用な人材」ということになります。

4.主体性がない

上記の3つは、すべてプラス面の性格的特徴でした。

ここで、マイナス面の特徴を紹介しておきましょう。

それは「主体性がない」ということです。

意識が外に向いていて、その情報を敏感にキャッチ、それによってものごとを判断するというのは、

逆に言うと、「人からの影響を受けやすい」ということになります。

人の意見を尊重するのはもちろん良いことです。

しかし、人の意見に従ってばかりいて、自己主張をしないのは、けっしてほめられたことではありません。

ところが、外部との関係性を重視するあまり、簡単に人の意見に左右されてしまいます。

「主体性がない」というこの性格は、「流行に乗りやすい」という特徴にもつながります。

流行というのは「外部情報」の最たるものと言っていいでしょう。

持ち前の敏感なアンテナで、いちはやく流行情報をキャッチし、それに乗ってしまいます。

慎重な沈思黙考型ではなく、すばやく外部情報に対応しますから、やや軽率なところもあります。

流行に流されたり、人に左右されて軽率な行動を取ってしまうのも、マイナス面の特徴と言うことができるでしょう。

5.さみしがり屋

いつでも人と自分の関係を意識している裏には、「さみしがり屋」という性格が隠されています。

人と関わっていないと不安を感じ、一人きりになることを怖れるのです。

ここまでお話ししてきた「協調性がある」という性格も、「主体性がない」という性格も、人間関係に重きを置く意識から生まれたものです。

その意識を生む要因になっているのが、さみしがり屋な性格です。

さらに言うと、孤独を怖れる性格が、積極性や行動力にもつながっていると考えていいでしょう。

今回は外交的な人の性格的な特徴を5点、お話ししてきました。

自己分析の参考にするとともに、身近な人の性格を理解する上での手引きにしてみてはいかがでしょうか。