実際の中身はそれほどでもないのになんだか凄い人のように思われて過大評価されている人が皆さんの身の回りにもいるのではないでしょうか。
意識して評価されようとしている場合もあれば、本人は特に何もしなくても周囲が過大評価している場合もあります。
ここでは過大評価される人の特徴を紹介します。
1.自分の実績について饒舌に語る
過大評価される人の特徴は自分語りや武勇伝について語るのが得意なことです。
仕事上の数字に表れるような実績に限らず、自分はこんなこんなを乗り越えて成功した。
成功するまでにこんなに独創的なアイデアを身につけた。
というような話を色を付けて脚色しながら話すのが得意です。
事実をありのままに話すと退屈になりがちですが、まるで物語のように聞く人を引き込むように饒舌に語るのが得意なので、結果的にはそれが自己アピールとなり周囲から実際よりも過大評価されます。
2.見た目がなんとなくできる人っぽい
過大評価される人は見た目をなんとなくできる人っぽく自己演出しています。
ビジネスシーンであれば、ビシッとした仕立ての良いスーツを着てセンスのいい腕時計や革小物を身につけているだけでできる人っぽい雰囲気を醸し出しています。
そのような人は周りと同じことをしていても自信満々に見えるので上司やお客さん同僚から過大評価されます。
プライベートの場面でもまるでファッションモデルやミュージシャンのような個性的な服装をしているだけで、その人がセンスあふれる人だと思われて、実際は当たり前のことしか言っていなくても才能あふれる人のように過大評価されます。
3.目上の人から気に入られている
過大評価される人は先輩や上司など目上の人から気に入られやすい性格です。
あるいは意識的に気に入られるようにゴマをすったりお世辞を言って目上の人に取り入っています。
特に仕事の場面では評価する立場の人は同僚ではなく目上の人です。
目上の人に気に入られて普段から良い印象を持たれていれば、他の同僚と全く同じ仕事内容でもなぜか過大評価されます。
4.頑張っているアピール、忙しいアピールが上手
過大評価される人は、オフィスでバタバタと走り回ったり、汗をかいて慌てる素振りを見せたり頑張っているアピールや忙しいアピールに余念がありません。
元々何かにつけて大騒ぎする性格の場合もありますが、周囲に評価したりすごいと思ってもらうために自分からわざとアピールしているのがほとんどです。
評価にとらわれずに単純に仕事をこなすだけなら黙って黙々と仕事に集中した方がよっぽど効率がいいです。
しかしそれだと本人がどれぐらいしっかり仕事をしている彼は周囲には見えません。
そこでわざわざ「締め切りが近いのにまだ半分しか終わっていない」「徹夜で仕上げないと」と、大騒ぎをして頑張っているアピールをします。
5.人に見られているところで頑張る
過大評価される人はとにかく周囲へのアピール能力に長けています。
しかも24時間裏表なく頑張っているアピールをするのではなく、自分に対する評価に影響のある人の前だけ頑張ると言うある意味狡猾なテクニックを持っています。
同僚の前では「仕事めんどくさいね」「適当に終わらせて早く帰ろう」とやる気のない素振りを見せて油断させておいて、上司の前で猛烈に仕事をしているように見せて同僚よりも自分が過大評価されるための工作をしています。
いかがでしたか。
過大評価される人は意図的にしろ偶然にしろ、自分に対する評価を下すキーパーソンが誰なのかを把握しその人の前で積極的に自己アピールをしています。
結果的に全く同じ実績だったとしても、黙々とひけらかすことなく実績を積んでいる他の人と比べて過大評価を獲得します。
ちょっとずるいような気もしますが、厳しい社会を渡り歩いていく中では必要な能力です。