周囲から見るとやる気が無いと見られてしまう人の中には、やる気どころか何も考えたくないと思っている人もいます。
しかし深い理由があってのことである可能性も捨てきれません。
そこで今回は何も考えたくない人の色々な心理についてご紹介します。
1.嫌なことがあった
嫌なことがあると忘れたくなるのが自然な気持ちですが、忘れる為には様々なことを犠牲にしなくてはなりません。
まずは余計な考えをしないという強い気持ちと時間です。
嫌なことを忘れるのは数分で終わるものではないので、長期間かけて行います。
しかしその過程で何も考えない自分を見た周囲からは批判的な意見を言われてしまいます。
集中力が欠けていることが周りからもわかるほどになってしまうと批判は避けられません。
忘れたい気持ちと周囲と上手くやることは同時進行で頑張りたいものです。
2.現状に満足している
人はいまある環境や立場に不満が無いと心地よく感じるものです。
その心地よさを失いたくないあまり前に進んだり何かチャレンジをすることを恐れてしまいます。
しかしその現状もいつまで続くかはわからないものなので、結局はその心地よさを捨てて何かに挑戦しなくてはならない日は訪れる可能性もあります。
3.生きがいがない
趣味やうちこめるものが無く、ただただ生きているだけの人はそのうち何も考えたくなくなってしまいます。
生きがいを探すことさえも諦めてしまうほどに思考力が落ちてしまうので、周りからは無気力でやる気が無いと思われがちです。
しかしこの状態は下手をすれば早まった行動をとってしまう人も多いので、何か変だと思う人が身近にいる場合は声をかけてあげると良いでしょう。
例えそこでその人が救われなかったとしても、少しでも人間らしさを取り戻せることが大事です。
4.人とズレるのが怖いと感じている
この特徴の人は自分の思考を停止して、周囲の意見に同調することでみんなと同じだということを実感している人です。
人はそれぞれ個性があって素敵だという考えをキレイ事と片付けて、人と一緒になることで自分が責められたり立場が危うくならないことを優先します。
日本人に多いと言われているこの特徴ですが、日本人は人と違うことを特に排他的に扱うことで有名ですし、仲間外れにされるのを恐れる心理はとても人間的にであると言えます。
5.何かしたいという意志より絶望感等が勝っている
夢や希望は自分の中にあるが、それに対して否定的であったり自分には無理だと決めつけてしまっている人がいます。
この特徴を持つ人は過去にチャレンジをしたがそれが実を結ばなかった経験が何度もあり、最終的に挑戦をしようとする気持ちが弱くなってしまった人です。
生きていれば叶わないことの方が多いとはいえ、夢を持って生きていきたいものです。
6.人生がどうなっても良いと思っている
何も考えたくない人は描いていた未来とはほど遠いどころか、何一つ目標を達成出来ないでいる自分に失望して苦しんでしまっています。
やがて自暴自棄を通り越して人生を諦めてしまう人が出てきてしまうと、テレビやニュースに訃報などが報道されてしまいます。
もちろんそれは極端な話ですが、そうなってもおかしくないというのは頭の片隅に置いておくべきです。
そういった人は無気力であったり様子がおかしかったりするので、声をかけて話に耳を傾けると良いでしょう。
何も考えたくない思考に陥ってしまうのはその人が弱いからではありません。
人の心を壊してしまうほどの辛い出来事や悩み事が自分ではな句でも誰かが常に背負っていることは紛れもない事実であります。
そしていつ自分の身に降りかかるのかもわかったものではありません。
決して他人事と思わずに常に前向きに生きようと努力を重ねればそのような思考に陥ることも少なくなります。