対抗心が強い人は、人に負けてなるものかと人一倍努力したり、
自分が他と比べて劣っていることを嫌います。
そんな人たちは、一体どのような特徴を持った人たちなのでしょうか。
1.とにかく負けず嫌い
あなたの身の回りに負けず嫌いだと言われる人はいるでしょうか。
遊びの範囲の勝負事や、仕事で複数人の成績が発表されるときなど、
負けず嫌いの人は、人一倍対抗心を燃やし勝つために努力しようとします。
その分いつも以上の力が発揮できたりと負けず嫌いなのは人が成長していくうえでとても大切なことだと言われます。
ただ、時として勝負にこだわりすぎてしまうこともあります。
友人同士、カラオケで点数を遊びで競っていただけなのに、負けてしまった…そんなとき、
負けず嫌いの人は必要以上に悔しがったり、場の空気を読まずに再戦しようとしたり…。
そのおかげで場が冷めてしまうこともあるので、ほどほどな負けず嫌いが良さそうではあります。
そうでなければ自分自身も勝ちにこだわるあまり疲れてしまう可能性もあります。
2.自分が一番でなければ気が済まない
昔から皆のリーダーをやってきたり、学校の成績はいつでもトップ…一位以外というものを知らない人は、
当然自分が一番でなければ気がすみませんし、それ以下はあり得ないとすら考えます。
このような人は当然対抗心も強いです。
彼らからしてみれば、自分が負けるということは想定の範囲外のことなので、
少しでも劣っているのかもと感じただけで必要以上に対抗しようとします。
このような人も、勝つための努力は惜しまないので、自然と上へあがっていくものですが、
対抗心が強すぎるあまり本来の目的を見失い、自分自身を苦しめてしまうこともありがちです。
3.向上心が強い
対抗心が強いということは、対抗することで自分を高め、成長しようとすることです。
つまり、向上心が高い人や、何かを目指していて成長したいという意欲が強い人も、対抗心が強いと言えます。
向上心が強い人は、対抗心を燃やすことで、その人だけに勝ちたい、一番になりたい、と考えるというよりは、
自分がどれだけ成長できるかを重視する傾向にあります。
もちろん負けるものかという気持ちを持っているのは確かですが、その対抗心を自分自身が頑張るモチベーションにしています。
なので、このように向上心が強い人は、対抗心を燃やす相手を敵やライバルと考えていながらも、
その人からもたくさん学びたいと考えるのです。
4.高飛車でプライドが高い
相手に高圧的な態度を取る人のことを高飛車だと言いますが、
このような人は自信家でプライドが高く、態度も偉そうであることが多いです。
他人を見下す…とまではいかなくとも、それに近い目線で人を見ていることも多いので、
そのような他人と比べて自分が劣っていることは許しがたいことです。
自分より上を行く人を目の敵にし、その人の行動や生活、何一つとっても負けないように対抗しようとします。
プライドが高い人は人に負けることや自分の非を指摘されることを極端に嫌う傾向にあります。
自分が一番正しいという思いを常に掲げているので、対抗心を常に燃やしてプライドを折られるのを防ごうとしています。
対抗心が強い人は、その思いの要因はいろいろあるにせよ、一番を目指そうとする気持ちが人より強い人です。
対抗心を燃やすことで、人はどうやったらその人に勝てるか思索するものですし、それが成長へとつながります。
誰でもある程度の対抗心を持って生きることは非常に重要です。
しかし対抗心が強すぎるあまり、結果にこだわりすぎてしまうのもよくないことです。
無謀とも言える挑戦にはなかなか結果は出ませんし、勝てる勝負でも予想外というものは起こり得ます。
問題は自分は成長できたかどうかです。