親切の押し売りを行う人の特徴4個

最終更新日:2017年1月23日

人に親切にすることは素晴らしいことですが、

頼まれてもいないのに人の世話ばかり焼こうとする人は、

「親切の押し売り」以外の何ものでもありません。

このような人は、多くの人から煙たがられ、嫌われます。

では、親切の押し売りを行う人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

今回は親切の押し売りを行う人の特徴をご紹介します。

1.その場を仕切りたがる傾向がある

親切の押し売りを行う人は、人のために親切を行っているわけではありません。

彼らは潜在的に「自分がその場を仕切りたい」という願望を持っており、その欲を満たすためにお節介を焼くのです。

本当に人のために親切な行動をしている人は、さりげなく親切な振る舞いをするものです。

そして、自分の親切行為が必要ないとわかった時は、潔く引き下がり、

決して親切行為を他人に無理矢理押し付けることはしません。

しかし、親切の押し売りを行う人は、「その場を仕切りたい」という思いが大き過ぎるため、

その欲を満たすためだけに、相手の反応を無視して、平気で親切行為を押し付けてくるのです。

親切の押し売りを行う人は、人のためではなく、自分の欲のために動いていると言って良いでしょう。

2.相手が親切行為を断ってくると、怒り出してしまう

親切の押し売りを行人は、「自分は人のためにこんなに頑張っている」と思い込んでいます。

そのため、「自分の親切行為は誰からも喜んで受け入れられて当然」という考えを持っています。

しかし、現実はそうではありません。

彼らのお節介にストレスを感じている人も多く、「このようなことはしないでほしい」とやんわり断ってくる人もいます。

ところが、親切の押し売りを行う人は、自分の親切行為を断られると、

「自分を拒絶された」と過剰反応し、怒り出してしまいます。

相手の迷惑を考えず、勝手にお節介を焼いているのは自分であるにも関わらず、

それを相手が受け入れてくれないと途端に不機嫌になってしまうのがこのタイプの人たちの特徴です。

彼らの行為は親切ではなく、ただの一方的な自己主張行為であると言えるでしょう。

3.「いい人」だと思われたい気持ちが強い

親切の押し売りを行う人は、そのような行為をすることで自分の優しさをアピールし、

必死で「いい人」だと思われようとしているということが特徴です。

彼らは、心の中に「満たされない何か」を持っており、

「自分はこんなに人の役に立つ、いい人なのだ」ということをアピールしないと、

他人から受け入れられないと思い込んでいるのです。

そして、「人の役に立たない自分は価値がない」とも思い込んでいるため、

何とかして人の役に立とうとし、それによって自分の価値を見出そうとしています。

彼らは、ありのままの自分を受容できていないため、人からの評価に頼る傾向があります。

そのため、親切行為を押し売りし、「いい人だ」と他人から認定されることに必死になってしまいます。

このことから考えると、親切の押し売りを行う人は、「自分に自信を持つことができない人」であると言えるでしょう。

4.日頃から他人の心配ばかりすることが癖になっている

親切の押し売りを行う人は、日頃から自分のことをそっちのけにし、

他人の心配ばかりしているという特徴があります。

そして、「自分が助けてあげなければ、相手はダメになってしまう」という勘違いをし、

ついついお節介を焼いてしまいます。

この悪循環が癖になっていると言えます。

彼らは、他人のことを「自分よりも弱い存在・無力な存在」と思い込んでしまう傾向があり、

条件反射的に「自分が何とかしなければ」と考えてしまいます。

「相手には相手の考えがあり、大人であれば誰でも、自分で何とかする力を持っている」ということを

彼らは理解できていません。

それゆえ、ついつい他人の事情に首を突っ込み、手を出したくなるという衝動を抑えることができなくなってしまいます。

親切の押し売りを行う人は、相手の反応を無視して突っ走った行為をしてしまう、自己中心的な人です。

たとえ最初は親切心で行っていた行為であっても、押し売りになった瞬間、

ただの迷惑行為になるということを理解していないのです。

そのため、多くの人から煙たがられる結果になってしまいます。

親切行為を行う時に必要なのは、相手の反応をきちんと見ながら、

本当に助けが必要な時だけさりげなく手を貸してあげるという配慮です。

そして、助けが必要ない時は、黙って見守ってあげるというのも、優しさの1つであることを知る必要があります。