辛辣な人の厳しすぎる特徴4個

最終更新日:2017年5月16日

相手が傷つくような批判的表現をする人、人に対する見方や言い方がひどく手厳しい人がいます。

そうした辛辣な人は、なぜ人が傷つくようなことを平気で口にするのか、

ここでは辛辣な人に注目して、どんな特徴を持っているのか見ていくことにしましょう。

1.精神的なマウントを取りたい

人から辛辣なことを言われれば、大抵の人はへこむでしょう。

この「へこむ」というのは、つまり、低くなった状態を指します。

「道がへこんでいる」というのは、道の中に一部他よりも低くなっているところがあるという意味です。

人の心が「へこむ」のも、それと同じと考えていいでしょう。

人からきつい批判をされてへこんでしまうと、

辛辣なことをいった相手よりも精神的に低い状態になっているわけです。

辛辣なことを言った人からしてみると、目の前にいる相手よりも自分の方が高い位置にいるということになります。

人間には人より優位に立ちたいという欲求がありますが、

辛辣なことを口にする人は、その欲求が強いと考えていいでしょう。

つまり、相手をへこませることによって自分の優位性を示したい、

精神的にマントを取りたいという欲求を強く持っているというのが、辛辣な人の大きな特徴です。

2.嗜虐趣味がある

辛辣な人は、自分の言ったことによって相手が落ち込んだり、

傷ついたりしている様子を見ることが好きです。

相手が辛い思いをしているにも関わらず、心の中でひそかに喜んでいるのです。

密かに喜ぶことに飽き足らず、わざと冷笑を見せるケースも少なくありません。

どうして、傷つく人を見て、そんなふうに喜べるのか。

そこにあるのは、嗜虐趣味の心理と考えていいでしょう。

人が苦しめば苦しむほど、嗜虐趣味は満足させられます。

辛辣な人の表現やものの言い方がエスカレートしやすいのは、そのためです。

例えば、激辛好きの人が「もっと辛いものを食べたい」と思うように、

嗜虐趣味ある人は、もっと相手を傷つけたいと考え、

その結果、辛辣な発言や表現方法がエスカレートしていくと考えていいでしょう。

辛辣な人には嗜虐趣味があり、そのため発言がエスカレートしやすいという特徴があります。

3.臆病

ちょっと意外に感じられるかもしれませんが、辛辣な人には「臆病」という特徴もあります。

人に対して辛辣な言葉をぶつけるというのは、相手を精神的に攻撃しているわけです。

よく「攻撃は最大の防御」という言い方をしますが、口で攻撃した瞬間、

同時に自分を防御していると考えていいでしょう。

つまり、辛辣な人には、先に相手を攻撃することによって、自分を守りたいという意識が働いているのです。

人を傷つけてまで自分を守りたいと思うのは、小心な性格だからと考えていいでしょう。

臆病なために、人に対して攻撃的な言葉を発します。

4.辛辣な自分が好き

辛辣な人は、人から「あの人は辛辣だ」と言われることが好きです。

それは「辛辣なことを言えるのは、頭がいい証拠」と考えているからです。

頭がよく、頭が切れるからこそ、人が「きつい」と感じるような手厳しい表現をすることができると、

辛辣な人は考えているのです。

もちろん、それはまちがった考え方と言っていいでしょう。

辛辣なことと頭の良し悪しは無関係なものです。

しかし、なんとなく「辛辣な人」には「鋭い人」というイメージがあることは確かでしょう。

そうしたイメージを真実と考え、「自分は鋭い人間だ」という自己評価をしています。

その結果、辛辣な人には「そんな自分が好き」という特徴も生まれます。

つまり、辛辣な人には辛辣な自分が好きという特徴があるということになるでしょう。

人に対して手厳しいことを平気で言う人について、

主に心理面に注目して、代表的な特徴を紹介しました。

身近にいる辛辣な人の心理を知るための参考になさってください。