精神的ストレスをまったく感じない生きている人は、かなりのレアケースと言っていいでしょう。
多くの人は、ストレスを感じながら、なんとかそれを軽減し、解消しているものです。
しかし、うまく精神的ストレスを解消することができず、溜め込んでしまう人が少なくありません。
では、精神的ストレスが溜まっている人には、どんな特徴があるのでしょうか。
1.休日が楽しくない
精神的ストレスを溜めこんでいる人の際立った特徴の一つが、「休日が楽しくない」ということです。
多くの人は、仕事や人間関係などが原因で生じたストレスを、休日に好きなことをすることで軽減、解消しています。
休日に「楽しい」と感じられる過ごし方をすることで、気分転換ができ、その結果ストレスが解消されると考えていいでしょう。
ストレスが溜まっている人は、気分転換がしにくい状態になっています。
いわゆる「オン」と「オフ」の切り替えができない精神状態になっているため、休日も「完全オフ」にはなりません。
例えば休日に友達や家族と遊びに行っても、心底「楽しい」と思えない人、
旅行へ行ってさえうれしく感じられないのが、精神的ストレスの溜まっている人の特徴です。
2.なにごとに対してもやる気が出ない
精神的ストレスが溜まってしまうと、人間はやる気が出なくなってしまいます。
仕事や勉強、家事などの作業について「めんどくさい。
できればやりたくない」と感じてしまうのですが、
そのような「やらなければいけないことをやる気がしない」というだけではありません。
自分の好きな趣味や遊びなど、ふつうの人なら自分から積極的に行う楽しみに対してさえ、やる気がでないのです。
先ほど、休日を楽しめないという特徴を紹介しましたが、
「休日やオフタイムに、趣味や好きなことをする気も起きない」というのが、
精神的ストレスが溜まっている人の心理的特徴ということになるでしょう。
3.ネガティブなひとりごとやため息が多い
精神的ストレスが溜まってしまったために、ひとりごとが多くなるケースもあります。
ただし、ストレスとは関係なく、癖でひとりごとをいう人もいます。
そういう人は、例えば一人で食事をした際に、「ああ、おいしかった」というような、
ポジティブな内容のひとりごとを言うことが少なくありません。
それに対し、ストレスが原因でひとりごとを言う人は、その発言の内容がすべてネガティブになります。
「ついてない」「がっかり」「ほんとにムカつく」「いい加減してほしい」
「もう、いやだ」というようなネガティブなひとりごとばかりを口にするようになったら、
かなりストレスが溜まっていると考えていいでしょう。
また、ため息が多くなるというのも、精神的ストレスが溜まっている人の特徴です。
ネガティブなひとりごとを言ってはため息をつくということが増えたら、
かなりのストレスが溜まっている証拠と考えていいでしょう。
4.情緒不安定でイライラする
精神的ストレスが溜まると、情緒が不安定になりがちです。
ちょっとしたことで腹が立ったり、理由もなく急に不安になったりするのが、
ストレスのたまった人の特徴と言っていいでしょう。
特に、小さなことに目くじらを立てたり、何となくいつもイライラしている場合、
その原因がストレスにあるケースが少なくありません。
人間ですから、時にはイライラすることもあるでしょう。
しかし、ふつうは何か明白な原因があってイライラするわけですが、
これといった原因もないのにイライラしているというのが、精神的ストレスが溜まっている人の特徴です。
5.食欲がない
ストレスが溜まって精神的に抑うつ状態になると、どうしても食欲が減退します。
肉体的な原因、例えば風邪をひくなど体調不良が原因で食欲がなくなることも、
人間には当然ありますが、特に体調不良の自覚はないのに、食欲がわかないという場合は、ストレスが原因かもしれません。
食欲がわかず、何を食べてもおいしく感じられないのが、ストレスの溜まっている人の特徴です。
精神的ストレスが溜まっている人の特徴を5種類紹介しました。
自分では気がつかないうちにストレスが溜まっていることが少なくありません。
上記の項目に当てはまるものがあるなら、知らないうちにストレスを溜めこんでしまっているのかもしれません。