「ドM」そう聞いたとき何を思い浮かべるでしょう。
女王様とお呼び。
と鞭で叩かれて喜んでいるような、ちょっとアブノーマルな場面を想像したりする人もいるかもしれません。
ドMの「M」とはマゾヒズムの頭文字です。
その意味としましては被虐嗜好、つまり肉体的や精神的に苦痛を与えられたり、
またはそのような場面を想像することで興奮感を得る嗜好のことです。
しかし昨今ではそこまで重い意味で使われていることは少なく、
「他人の為に尽くすことに快感を覚える」といった献身的精神の強い人などを指すことが多いです。
今回はそんな「ドMな人」の特徴をご紹介します。
1.逆境に強い
窮地に立たされるほどにそんな自分の状況を悲観せず、むしろ前向きに行動することができます。
上司からの叱咤や小言などを受けて落ち込んだとしても立ち直りが早い為、非常に打たれ強いと言えます。
その為仕事においては優秀であることが多く、周囲から頼りにされることで更に奮起したりします。
ただし他人の優先高いあまりに自身を顧みないことが多く、無理をし過ぎて身体を壊してしまったりすることもあります。
2.他人の喜びは自身の喜びである
自分がその人の為に尽くし、その結果相手が喜んでくれることに強い快感を覚えます。
とにかく相手を喜ばせたいという気持ちが強く、俗に「サービス精神が旺盛な人」とも言われたりします。
ですが恋愛においてはこういった面を「重い」と受け取る人も多くなります。
3.主体性がない
傾向としてあまり自己主張の強いタイプは多くないと言えます。
ドMな人というのは好感を持つ相手に命令され、それをこなすことに喜びを感じるもの。
つまり自分から発信するのではなく他人から発信されたものを受け、それに乗っかるといった形を好む傾向にあります。
傍から見るとただの優柔不断に見えるかもしれませんが、実はその裏で「あなたに決めたものがいい」という明確な答えを持っていたりします。
4.依存心が強い
あなたには私がいないとダメ。
それと同じように私にはあなたがいないとダメ。
そんな風に思う気持ちがドMと呼ばれる人の根底にはあります。
普段は従順で尽くすタイプの人間であるのに自分の思った関係が築けていないと感じるや怒り狂って大暴れをする人もいると言います。
基本的にドMと呼ばれる人たちは他人の喜びを通して間接的に自らの快感を得る為に行動しています。
よってドMはまず自分にとって都合の良い依存先を探すのです。
それは友人であったり、恋人であったり、また人間に限らず仕事やペットであったりと依存先は様々です。
5.実はワガママである
先述した通り、ドMとは基本的に自分の欲求の為に行動しています。
よって好きではないやものには全く興味を示さないということも特徴として挙げられます。
よく勘違いされていることが多いのですが、ドMは誰にでも尽くしたり弄られたりしたいというわけではなく、
自分の選んだ理想の相手に対してのみ強く執着するものです。
一言で「ドM」と言ってもそれぞれ個々にルールがあり、それに沿ったものでなければ快感を得られない。
常に理想の相手を求めるのは彼らの特徴であり、究極的に言えば自分しか関心がないとも言えます。
さて、ドMの良い面からその裏の少し黒い面までをご紹介しましたが如何だったでしょうか。
世の中には自分自身のことをドMであると考えている人は割と多くいます。
けれど実際のところどうなのか分かっている人は少ないと言われています。
上記の特徴が自分や友人にいくつ当てはまるのかを考え、もしも自分や身近な人がドМであると結論づいたのなら
今後どのように振る舞うべきなのかを考えてみてください。
そうすれば今までとは違う他人との付き合い方が見えてくるかもしれませんよ?