離婚する人は多く、最近ではバツイチの人がめずらしくなくなりましたが、中には「バツ」をいくつも重ねていく人もいます。
傍から見ると「どうして何度失敗しても懲りないのだろう」と不思議に感じられることもあるでしょう。
どうして何度も再婚することになるのか、
ここでは離婚と再婚をくりかえしてしまう人の特徴を見ていくことにしましょう。
1.常に「悪いのは別れたパートナー」と考えている
離婚と再婚をくりかえす人は、「離婚した原因は自分にはありません。
悪いのは別れた相手の方」と考えます。
例えば「相手が浮気性だったから別れた」「パートナーがお金にルーズだったため、
家庭生活を維持するのがむずかしかった」というように、相手に問題があって離婚したと考えるわけです。
たしかに、相手にそうした問題があり、それが理由で別れることになったことに間違いはないでしょう。
しかし、実際には、100%相手に非があるということはなく、
自分にもなんらかの非があるというケースが少なくありません。
相手が浮気する気になった原因が自分にあるとか、
自分が金銭管理をしっかりしなかったから、相手が浪費したということもありえるでしょう。
「自分にも悪いところがあったのではないか」と自らを省みて、反省し、
改善しようとしないために、何度も同じ失敗をくりかえしてしまいます。
2.プラス思考で「今度はうまくいく」と考えている
バツイチで、再婚を考えるようになった時、「でも、また失敗してしまいそう」と思ったなら、
なかなか再婚の決断はできないでしょう。
一度の離婚で精神的、あるいは社会的に痛い思いをした人は、
結婚に対してどうしてもネガティブになってしまいます。
その結果、新しい恋をしたとしても、再婚には二の足を踏んでしまいがちです。
それに対し、何度も離婚と再婚を繰り返す人は、結婚について常にポジティブな見方をすることができます。
「今度はうまくいくに違いない」というように考えるため、迷うことなく再婚の判断をします。
それがまた失敗に終わったとしても、次の時には「今度こそうまくいくだろう」と考えるのが、
「バツ」をいくつも重ねていく人の心理です。
ひとことで言えば、結婚についてプラス思考になれるのが、
何度も離婚と再婚をくりかえす人の特徴ということになるでしょう。
3.依存心が強い
精神的に人に依存したいという気持ちが強いというのも、
離婚と再婚をくりかえす人の心理的特徴と言っていいでしょう。
この心理を持つ人は、相手のことを大嫌いになったり、
憎しみを持って別れた場合でも、その直後から「再婚したい」と考えます。
前のパートナーとの生活には懲りても、結婚そのものには凝りません。
そこには「精神的に一人では生きていけない。
いっしょに生きて行ってくれるパートナーがほしい」という心理が働いています。
自立心がなく、常に誰かにもたれかかっていないと生きていけないのです。
依存心が強いために、別れて一人になった直後から、もたれかかれる相手を探すというのが、
離婚と再婚をくりかえす人の特徴の一つです。
4.別れたパートナーのことを引きずらない
離婚して一人になってみたら、別れたパートナーのことが良く見えてしまうということが少なくありません。
別れるまでは「いっしょにいたくない」と思っていたのに、
別れたみたら、「いっしょにいたい」と後悔するというケースです。
この場合は、別れたパートナーのことを長く引きずってしまうため、なかなか新しい恋はできません。
また、自分に理由があってパートナーの方から離婚を切り出された場合は、
別れた後もパートナーのことが忘れられず、新しい出会いを求める気になれないということもあるでしょう。
いずれにしても、元のパートナーを引きずっている限り、なかなか再婚はできません。
離婚と再婚をくりかえす人は違います。
別れたパートナーのことを引きずることなく、自分の中で過去をあっさり清算することができるため、
すぐに新しい恋人を見つけられます。
そのため、長い時間をかけずに再婚し、それをくりかえすことになるわけです。
何度も再婚をする人について、どんな特徴があるのか、主に心理面に注目して紹介しました。
身近にそういう人がいるという方は、その人の心理を知るための参考になさってください。