歴女の歴史好きな特徴5個

最終更新日:2016年9月20日

ひところ頻繁にマスコミで取り上げられた「歴女」ですが、最近はその機会が減りました。

それだけ、歴史好きな女性がめずらしくなくなり、「歴女」という言葉がすっかり定着したと考えていいでしょう。

ここでは、そんな歴女について、どんな特徴があるのか紹介します。

1.歴史に関する知識は「狭く深く」

「歴女」というと、歴史全般に詳しく、学校の歴史の成績もよかったにちがいないと思われがちですが、そうではありません。

もちろん、「子供のころから歴史好きで、成績もよかった」という人もいますが、

「実は歴史は苦手で、成績は悪かった」というケースも多いのです。

というのも、歴女の多くが、歴史全般に興味を持っているわけではないからです。

ある特定の時代にのみ強い関心を示し、

自分が興味がある「歴史の一部分」を徹底的に研究するのが、歴女の特徴と言っていいでしょう。

その「研究」が、コミックやゲームによるものであるケースが少なくありませんが、

それはともかく、その結果、歴史に関する知識は「狭く深く」ということになります。

つまり、自分の関心がある「部分」以外の知識は、必ずしも豊かではありません。

まったく興味のない時代や人については、一般常識レベルの知識もないことがあります。

2.歴史上の人物に対して「恋心」を抱いてしまう

時代の様相や事件よりも、「人物本位」で歴史を見るのが、歴女の大きな特徴と言えるでしょう。

例えば、江戸時代に関心を持った場合でも、二百年以上の江戸の歴史を俯瞰し、

江戸時代の特異性を考えるよりも、「八代将軍吉宗」や「最後の将軍慶喜」に注目します。

単に、注目するだけではありません。

その特定の人物に、恋心めいた感情を持ってしまうのが、歴女の特徴です。

特に人気なのが「戦国武将」と「幕末の志士」。

両者に共通しているのは「男としての魅力」でしょう。

力と知恵で戦国時代を生きた武将や、大きな夢や使命感を持ち、命を賭して時代を生きた幕末の志士に、

男として心惹かれるのが、多くの歴女に見られる特徴ということができるでしょう。

愛する歴史上の人物については、無条件で、全面的に肯定します。

つまり、その人物のどんな欠点やどんなミスも「好き」です。

3.不運、不遇な人物に惹かれる

成功者よりも、不運、不遇な人物に惹かれるという特徴もあります。

いわゆる「判官びいき」というわけですが、この言葉の語源になった「源義経」に、兄の成功者・頼朝よりも魅力を感じるのです。

そこには、「兄に疎まれ、虐げられた弟・義経がかわいそう」という心理が働いています。

その心理の元には、女性ならではの母性本能があると考えることもできるでしょう。

そうした心理から、織田信長よりも明智光秀に、徳川家康よりも石田三成に心惹かれるのが、歴女です。

4.関連グッズやキャラクター、書籍などをコレクションする

歴女はある特定の人物に「恋心」を抱きますが、それを「ファン心理」と言い換えてもいいでしょう。

アイドルや人気俳優、イケメンアスリートのファンと同じように、歴女は特定の歴史上の人物に夢中になります。

その行動は、アイドル好きの女性とまったく変わりません。

その人物に関連するグッズやキャラクターを目にすると、迷わず購入しますし、関連する書籍やコミック類もコレクションします。

結果、部屋の中には歴史上の人物に関するものでいっぱいになります。

それを眺めては、「幸せ」と感じるのも、歴女の特徴と言うことになるでしょう。

5.ゆかりの地を旅するのが大好き

歴女は旅好きです。

ファンの人物のゆかりの地を旅してまわるのが好きです。

同好の友達や知り合いがいる場合は、その人といっしょに出かけますが、そうでない場合は、一人旅をします。

生誕の地や終焉の場所はもちろん、自分の知識にあるスポットは、もれなく回ろうとします。

当然、その人物のお墓参りもしますし、関連する人物のお墓をめぐることも多くなります。

つまり、歴女には「墓マイラー」の一面もあると言っていいでしょう。

今回は「歴女」に見られる特徴を、ここでは5点取り上げて説明してきました。

同じ歴史好きでも、男性にはあまり見られない特徴と言っていいでしょう。

あなたの身近にいる歴女を理解するための、参考になさってください。