ストレス社会と言われる現代、生きることがツライと感じたり、死んでしまいたいと思った事はないでしょうか。
死について考えてるのは、決しておかしい事ではなく、死にたいという想いは誰でも抱く可能性があります。
死にたくなる人の心理的特徴をご紹介します。
【特徴・方法】
1.自分が生きている理由が分からない
人は度々、自分が生きている意味を探そうとします。
熱中するものがある人はい、それをする為に生まれてきたと胸を張って言えますが、大体の人は、自分が生きている意味を明確に答えることは出来ません。
死にたいと考えている人の多くが「自分は生きている意味がない」というセリフを吐きます。
自分に自身がない人程、気分が落ち込み、憂鬱になると、生きる理由を考え始め、結局答えが見つからずに、ますます気を落としてしまう悪循環を繰り返します。
生きる事に理由は必要ではないのです。
2.死ねば楽になると思っている
今のツライ現状から逃げ出したいと思う時「死ねば楽になる」という考えが頭を過ぎるでしょう。
死んでしまえば、確かに明日から会社にも行かずに済むし、嫌な人に顔を合わせなくても良くなります。
面倒な勉強も仕事もしなくても良く、全てが0になれば、楽だと思っているでしょう。
死後の世界は天国だとか、地獄だとか、生まれ変わりもあると話には聞きますが、死後の世界を見学して戻ってきた人はいませんから、実際のところ、死んで楽になるのかは誰にも分かりません。
ただ目の前の現実から逃げたいというだけで、人生を0にするのは、もったいないにも程があります。
3.誰にも必要とされていないと感じる
人間は、誰かが自分の事を必要としていると思えると、忙しくても、お金が無くても、イキイキとしていられるのです。
ところが、お金に不自由していなくても、誰にも必要とされていないと感じていると、強い孤独を感じ、自分の存在価値が無いのではないかと自分を卑下してしまいます。
自分を卑下して、自分はダメな人間だ…。
と、自己評価が低くなると、上手く行くものも行かなくなり、生きている事に楽しみを見つけられなくなります。
仕事を頑張っていた人が退職後や、子育てがひと段落した主婦が、急に生きる気力をなくしてしまう心理の裏には、このような孤独感があります。
4.社会へ適合出来ないことが苦しい
勉強も出来ない、大人になってからは、仕事も出来ずに誰からも評価されない、うだつが上がらない自分を好きになれない人は、自信の無さから、人とのコミニケーションも苦手な傾向があります。
また、仕事熱心で真面目すぎる人も、周囲とコミニケーションを取るのが得意では無く、打ち解ける事が出来ずに、孤立しがちです。
社会に適合する為には、コミニケーションがかなり大事な要素になります。
周囲とのコミニケーションが上手く出来ない人は、困った時にSOSを発する事が出来ません。
その為、1人で抱え込む事が多く、自分1人で苦しみに耐えなくてはならないのです。
苦しみを抱えきれなくなり、いつか爆発したとき、社会に適合出来ないくらいなら死んだ方がマシと、死が頭をよぎるのです。
5.死を以って周囲に後悔させたい
イジメや家族関係、人間関係のトラブルを抱えている人は、長い苦しみの結果、死を選ぶ人もいます。
その時、自分が死ぬ事で、自分を傷つけた人に、自分のした仕打ちを後悔させてやるという強い気持ちが、行動を後押ししていると言えるでしょう。
ツライ人間関係を改善する道よりも、最善の方法は、どれだけ自分が傷つき、苦しんだかを知らしめる事が出来る方法、それは、自分が死んで見せる事という発想に至るのです。
自分を苦しめた相手には、その後、責任を背負って生きて行く苦しみを一生味わってもらう事を期待して、自分の命を捧げようと考えるのです。
しかし、自分が死んだ後、思うように相手が苦しんでくれるとも限りません。
もしかしたら、何事も無かったかのように幸せを手に入れるとしたら、命を捧げる意味はどこにもありません。
6.生活がままならない
生きて行くには、お金が必要で、生きているだけで、お金がかかります。
実際にお金がなければ、食べる事にも、住む所にも困ってしまいます。
お金が無く、生活が困窮した状態では、心が荒んでいくのは明らかです。
借金返済に苦しんだり、子供を抱えているにも関わらず、働けど働けど、生活が豊かにならない事に心が疲弊して、将来を悲観した挙句に、自ら命を絶つ人が、いつの時代もいるのが現状です。
お金を得る為には当然、仕事をしなくてはならないのですが、現代では、心の病が原因で仕事が出来ない人が増えています。
ツライ事が起きた時、ふと死んでしまいたいと思う事があるかも知れません。
覚えておいて欲しいのは、人は産まれた瞬間から死に向かって歩いていくのです。
そして、生きている人には平等に時間は流れます。
生きている意味が分からなくても、人生はとりあえず、ゴールまでの途中に起きる幸せを拾うだけで十分です。