食が細いとは、あまり多い量の食事を摂る事ができない、つまりは「小食」である人の事を言います。
今回は食が細い人の特徴についてご紹介します。
1.胃腸が弱っている
ストレスや今までの食生活、睡眠不足等の生活環境により、胃腸が弱っている人は食が細くなる事があります。
何だか胃がムカムカ、胸がいっぱいで食欲が湧かない、食べ物を見ても食欲が湧かないという場合もあります。
また、食べている途中で胃液がせり上がってきてしまい、その気持ち悪さから食事が楽しめなくて食が細くなる人もいます。
この場合はストレスや過労による、逆流性食道炎を疑いましょう。
胃腸が弱っているという事に心当たりがある人は、無理に食事量を多くする事は危険です。
すぐにでも内科または精神科等で検査をしましょう。
2.胃が小さい・小さくなっている
生まれつき体が細身である、背が小さいといった人は、その胃も小さく出来ている事があります。
この場合は元々の胃の許容量が少ないので、どうしても他の人よりも食事量を多く摂る事ができません。
また、長期間ダイエットや筋トレ等で食事量を減らしていた場合、胃が小さくなってしまっている事があります。
一時的に胃が縮んでしまっているので、食事量を急に多くしてしまうと、胃痛や体調不良を引き起こす場合があるので注意しましょう。
特にファスティング、プチ断食ダイエット等、食事量が極端に少なくなるダイエットを行っている人は気を付けてください。
3.偏食である
例えばサラダしか食べられないから3度の食事は野菜だけ、白米は嫌いなのでパンだけしか食べない等の偏食の場合です。
こうしたように毎日の食事で、自分の好きな食べ物を好きな量だけ食べない事から、食が細いと人から見られてしまう事があります。
極端な人であれば主食は無し、お菓子だけ食べるといった生活を送る人もいます。
こういった食生活により胃腸が荒れてしまったり、胃のムカつき等が併発して、余計に食が細くなってしまう事があります。
偏食であり食事内容も栄養が偏っている事を自覚している場合は、まず少ない中でもバランス良く食事を摂るようにしましょう。
4.運動量が少ない
仕事がデスクワークである場合や、そもそも運動をあまりしない人の場合ですと、
カロリーがなかなか消費されないので、空腹を感じる事が少なくなります。
その為に毎日の食事も1日1回食べればいい方であったり、多くて2回という人もいるのです。
周りからしてみると「そんなに少ない食事量で大丈夫なのだろうか」と思ってしまうかもしれません。
しかし、本人からすると体を動かす機会が少ない分お腹も減らないので、食事をしようという気持ちが湧かないのです。
この場合は本人の身体も、少ない摂取カロリーで維持できるようにと低燃費になっている事があります。
5.食に対しての興味が薄い
人の三大欲求である食欲・性欲・睡眠欲、その内の1つである食欲への興味が極端に薄いという人もいます。
食べる事よりも寝る事の方が好きであるとか、食べる事より何か趣味に没頭していたいと感じ、自然と食への興味が持てなくなってしまうのでしょう。
こういった食に興味が薄い人の場合は、食べるメニューに対してもあまりこだわりを持たない場合が多いのです。
例えば飲み物で済ませてしまったり、お菓子やちょっとしたおかずでその日の食事を終えてしまう事があります。
このような人に対して周りが「もっと食べないと健康に悪い」と伝えても、本人にすると「興味のない事はしたくない」と思ってしまうのでしょう。
食が細い人の特徴を5つご紹介しましたが、自分やあなたの周りに当てはまるようなパターンはありましたか?
もしもあなたが食が細い事に悩んでいても、一気に食事量を増やしてしまうと、逆に体を壊す事になるので気を付けましょう。
そして周りにいる誰かの食が細い場合は、とやかく言われる事を嫌う人が多いので、本人がそれでよしとしているならば見守るだけにしておきましょう。