辛いことや悲しいことが続き、自分の中で消化しきれなくなると、心が崩壊してしまうことがあります。
中には、心が壊れやすく、こうした状況を苦手とする人もいるでしょう。
どんな人が、心が壊れてしまうことが多いのか、その特徴をご紹介します。
1.人に相談できない人
周りにいる友達や家族といった身内にすら、悩み事や思いを打ち明けることができないという人は、心が壊れてしまう人の特徴です。
抱えきれないほどの悩みを自分の中にため込み、どんどんと積もっていくばかりの人は、消化しきれず限界がきてしまいます。
人に話すこと、アドバイスをもらうことで、多少なりとも暗い気持ちを前向きにすることが出来るもの。
しかし自らその方法を拒絶している状態では、自分に苦しみが蓄積されるばかりです。
「自分の悩みは自分で解決しなければ」という責任感に似た感情が、心を壊してしまう原因かもしれません。
2.周りを頼れない人
弱い自分を見せることができない人や、人に迷惑をかけたくないと思う人は、いくら周りの人を信頼していても、頼るということができません。
自分が頼ることによって相手の負担になると考えたり、迷惑をかけて嫌われたくないと思うことで、頼ることができないのでしょう。
こうした人は、周りの人を信用しているように見えて、実はどこかで人と距離をとっている人に多く、信用しきっていないことが多いのです。
「迷惑だと思われるかもしれない」という思いは、「迷惑をかけることで離れていくかもしれない」という背景があり、
すぐに崩れてしまう関係、すぐに疎遠になってしまう関係であると思っているのです。
その結果、自分でやらなければならないことが多く負担となり、心を壊してしまいます。
3.すべてが完璧でないと済まない人
完璧主義者であり、「こうじゃないといけない」と自分を追いつめるタイプの人は、心が壊れてしまう人の特徴です。
完璧・完全を求めることで、それ以外は失敗とみなしてしまい、自分に自信をなくしていくことになります。
このような人は、後悔することや反省することも多く、自分を「ダメな人間」だと思う機会が多くなってしまいます。
それが積み重なることによって、心が次第に耐えきれなくなり、壊れてしまうことがあります。
また手を抜くことややり過ごすことができない性格のため、常に敏感になり神経を使っている状態に。
こうした毎日が続けば、自分はダメな人間と思うと同時に疲労がたまり、自分の完璧ではない姿に心が壊れてしまいます。
4.ネガティブ思考の人
何をやってもマイナスに考えてしまい、くよくよしたり泣くことが多い人は、心が壊れる回数も多くなるでしょう。
前向きに捉えていれば考えなくて済むものの、「もしかしたら○○かもしれない」という想像の中で、
ネガティブな結果を浮かべてしまい、どんどんと気持ちが沈んでしまいます。
また「ま、いっか」と開き直ることも出来なければ、気持ちのリセットをすることが出来ない。
こうなると、いつまでもネガティブ思考が続き、嫌な感情から抜け出せず、終いには心が壊れてしまう結果に。
ありもしないこと、まだ結果が出ていないことに関して、ネガティブに考えるのは時間も無駄になり、悪循環しか生みません。
考えないようにすることや、流すことも必要になるでしょう。
いつも明るく心にゆとりがある人もいれば、すぐに壊れてしまう人もいるものです。
すぐ心が壊れてしまう人には、これらの特徴があり、自分の問題であるケースも多々あります。
心が壊れてしまう前に、信頼している人に打ち明けたり、適当に流すことを覚えて、心の崩壊を回避したいものです。