態度が悪い“と一言で言っても、態度が悪いという言葉には様々な意味があります。
一般的な態度が悪いというのは食事中に立膝を立てたりといった食事中のマナーや、病院や公園などの公共の場での2人掛けの椅子に大の字のように1人で座り、人様に不快な気持ちを与える行動です。
ですが、偉そうにしていたり、謝罪をしなければならない場なのに反省の気持ちが表れていなかったり、周囲の人のことを見下した言動をしたりすることも“態度が悪い“と言えます。
では、態度が悪い人の特徴をもっと詳しくご紹介します。
1.ストレートな発言をする
「今日も可愛いね」「今日のファッション素敵だね」などというような相手のことを褒める発言であればストレートでもいいですが、態度が悪い人は相手のことを不快な気持ちにさせたり、傷つけてしまうストレートな発言をします。
もちろん、やってはいけない注意などであればストレートに言った方が伝わりますが、例えば体臭がする人が近くに居たときに「○○さん息が臭い」「体臭やばいですね。
毎日お風呂入ってますか?」などという誰もが遠慮をして言わないデリケートな部分までストレートに発言するのでそれを聞いている周囲の人たちは毎度毎度ヒヤヒヤしてしまいます。
態度が悪い人は「言ってあげた方が相手の為」という根拠のない自信からストレートな発言をしてしまいがちで、お世辞や社交辞令を言うことができず常に本音しか言いません。
2.態度に出やすい
態度が悪い人は思い通りに行かなかった時や自分の意見が通らなかった時などの不平不満が態度に出やすいです。
口では「それにしよう」「いいね」などと言うのですが、不平不満を感じていると口で言っていることとは反対に態度に出ています。
周囲からすると「賛成してないじゃん」「何が気に食わないんだろう?」などと困惑してしまう言動をし、態度が悪い人に周囲が振り回されてしまうこともシバシバ。
また、家族や恋人に態度の悪い人がいると口では賛成しているのに、言っていることと行動が違うことでケンカや言い合いに発展してしまうなんてこともよくあります。
3.言葉遣いが悪い
態度に限らず“言葉遣いが悪い“というのも態度が悪いことになります。
言葉遣いが悪いのはその人の育ってきた環境でもあるため、意外と本人は自分自身の言葉が汚いなんて思ってもいません。
「ちげーよ」「やれよ」「○○じゃねーか」などという乱暴な言葉は周囲の人を委縮させてしまい言いたいことが言えなくなってしまったり、ただ他愛もない会話をしているだけなのにこうした言葉遣いで会話をされると相手は怒られているような不快な気持ちになってしまったりもします。
本人は至って普通に話しているつもりでも、言葉遣いが悪いことで周囲とのコミュニケーションがうまく取れないなんてこともあります。
4.印象が悪い
姿勢が悪かったり、表情が暗いと態度が悪く見えてしまったりします。
本人は謝罪の気持ちがあり、シッカリと反省をしていたとしても、姿勢が悪いことで「反省している態度じゃないだろ」と、火に油を注いでしまうなんてことも少なくありません。
また、“人は見た目が9割“と言われているくらいなので、初対面の人と会う時に姿勢が悪かったり、表情が暗いと「態度が悪い人だった」という印象が相手についてしまいます。
表情や姿勢はすぐにすぐ直るものではありませんんが、人と会う時は意識した方が今後の自分の為にもなるでしょう。
5.返事をしない
何かをお願いされたり、頼まれ事をされたときや名前を呼ばれた時って「はい」「分かりました」などと一言返事をするのが当たり前ですが、態度が悪い人は返事をせず、会釈をすることもしません。
名前を呼ばれた時は自分の名前を呼んだ人の顔を見て返事をせずにその人のところに向かったり、何かをお願いされたり頼まれごとをされたときは「分かりました」という返事ではなく「いつまでにやればいいですか?」などと納期を聞いてスーッとその場から立ち去ったりします。
こうした返事をしない態度が、態度を悪く見せてしまうだけではなく、自分自身の評価を下げてしまっていることで周囲からの評価がかなり悪いという結果になります。
性格が悪い人などは「自分って性格悪いな」などと何かの拍子で気が付いていたりしますが、態度が悪い人は今まで育ってきた環境がそうさせ、無意識の内にその態度の悪さが身についてしまっているため自分の態度の悪さに中々気が付くことができず、周囲から注意をされたとしても「間違ったことはしていない」などと自分の非を認めないため自分の態度が悪いということに気が付いている人はほとんど居ません。
周囲に態度が悪い人がいる場合は注意や指摘をするのではなく「もうちょっと笑顔の方が今よりいいかも」「不平不満が態度に出てるけど何が嫌だったの?」などとこちらが下手に出た方がいい関係を作りやすく、運が良ければ態度の悪さが少しずつ改善していくこともあります。