「どうもあの人とは合わない」と感じる人がいるものです。
気心が合わず、関係がしっくりこない人、
うまくやっていくことが困難な人のことを「反りが合わない」と表現することがあります。
もともとは刀と鞘の反りぐあいが合わないところから生まれた言葉ですが、
ここでは、反りが合わない人にはどんな特徴があるのか見ていくことにしましょう。
1.第一印象が悪い
「つきあってみたら、案外良い人だった」という例もありますが、
多くの場合、反りが合わない人は第一印象が良くないものです。
というのも、第一印象が良くないと、「この人とは合いそうにないな」と思ってしまいます。
人間は一度そう思い込んでしまうと、
その人に貼った「自分とは合わない」というレッテルをなかなかはがすことができません。
また、こちらでそのように思いながら付き合うと、相手にもその気配が伝わり、
あちらも「自分とは合わない」と思うようになってしまいがちです。
もちろん、時間が経つうちに、お互いが貼った「合わない」というレッテルがはがれることがないわけではありません。
しかし、多くの場合、最初の印象で貼ったレッテルは、いつまでもそのままになってしまうのが、人間心理というものです。
つまり、反りが合わない人には「第一印象が悪い」という特徴があるということができるでしょう。
2.意見が食い違うことが多い
反りが合わない人とは、感じ方や考え方、あるいはものの価値観が違っているという傾向があります。
例えば、いっしょに同じ景色を見たとしましょう、一人がその景色の美しさに大感動しているのに、
もう一人は景色を見ても心動かされず、冷めた表情をしているとします。
この二人はどう考えても反りが合うとは言えません。
同じ景色を見ても、感じ方がまったく違っているのですから、うまくいくはずがないでしょう。
同じように、何かの問題などについての感じ方や考え方が異なるため、違う意見を持つことが大変に多くなります。
例えば、会社の会議などで、一人が「自分はこう思う」という意見を発表した際、
その人と反りが合わない人は、正反対の意見を口にすることが多いのです。
意見が食い違うことが大変に多いというのも、反りが合わない人の大きな特徴でしょう。
3.相手の欠点ばかりが目に付く
言うまでもありませんが、どんな人間にも欠点はあります。
しかし、相手に対して好感を持っている場合や、
「あの人とは合うな」と感じている人については、欠点よりも良いところ、長所に目が行くものでしょう。
「確かにこういう欠点も歩けれど、こういう長所もあって、人間的に魅力がある」と感じるのが、「合う人」に対する評価です。
反りが合わない人に対する評価は、その逆になります。
その人の持っている長所には注目しようとしません、
そして、短所ばかりを見て、「好きになれない」という感情を持つのが、反りが合わない人です。
4.二人だけになると気まずい
その人と反りが合うか合わないかを見極めるための、簡単な方法があります。
それは、その人と二人きりになった時に、気まずい思いをするかどうかです。
相手が自分と合う人や、特別な感情を持っていない人であれば、
二人きりになっても、特に気まずい雰囲気になるということはないでしょう。
二人きりでも、お互いにふつうにふるまうことが自然にできるわけです。
相手が反りが合わない人の場合は違います。
大勢でいる時にはその人の存在に特別な嫌悪を抱かなくても、
二人きりになると窮屈な気持ちになり、「二人きりになりたくない」と感じるのが、反りが合わない人です。
以上、反りが合わない人について、どんな特徴があるのか、主なものを4種類紹介しました。
強い嫌悪感を抱いてはいなくても、反りが合わない人というのもがいるものです。
あなたの身近にそういう人がいないか、上記を参考にチェックしてみてはいかがでしょうか。