同じ会社に同期入社しても、出世のスピードにはかなり個人差が出るものです。
人より早く、高い地位まで出世する人にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は出世する人の特徴についてご紹介します。
1.上司との関係が良好で、上司から受ける評価が高い
多くの会社では人事考査や人事査定が行われます。
個々の社員の能力や実績などを評価するもので、これはキャリアアップに関係してきます。
ですから、その評価が高ければ高いほど、出世しやすくなるわけです。
そして、その考査を実際に行うのは、自分が属する部署の上司です。
ということはつまり、上司が高い評価をしてくれれば、出世の道が開けやすいということになります。
つまり、出世する人は、上司からの評価が高い人、そうなるためには仕事ができるだけでなく、
上司と良好な人間関係を作れている人ということになるでしょう。
逆に言うと、仕事のスキルが高くても、上司から嫌われている人は、出世が遅れる傾向があるということです。
2.セルフマネジメント力、特に健康管理能力が高い
セルフマネジメント能力が高いことも、出世する人に共通する特徴です。
理性をもって自分で自分を管理することができなければ、人の上に立って、人を管理することは到底できません。
マネジメントスタッフになるためには、まずは自分のマネジメントがきちんとできる能力を持つ必要があります。
仕事上のマネジメント、社会人としてのマネジメントも大切ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、健康管理。
会社によっては、喫煙者に厳しい評価をするところもありますが、これも、健康面のセルフマネジメントに関わることです。
つまり、常に自分の健康面に気を使い、食生活などの生活習慣を上手にマネジメントして、健康を保つこと。
これが、出世のために不可欠な要素と考えていいでしょう。
3.ストレス耐性が強い
出世して、高いポジションに立てば立つほど、仕事上の責任は増して行きます。
例えば、平社員と社長では、負わされている責任の大きさ、重さは数桁は違うと考えていいでしょう。
ですから、出世すればするほど、仕事上のストレスは大きくなります。
そのストレスに負けてしまったり、ため込んだまま解消できず、その結果、心身の健康を害するようなことがあっては、とても出世はおぼつきません。
たとえ、ある程度出世できたとしても、病気になって退職ということも大いに考えられます。
人より早く、高いポジションまで出世するには、ストレスに負けない力、ストレスと上手に付き合い、ストレスをコントロールできる能力が必要です。
ストレス耐性が強いこと、これが出世する人の特徴です。
4.社内・社外の人脈がある
人事は人間がするものですから、どうしても「コネ」が関与してきます。
ですから、社内に人脈があって、幹部と太いパイプのある人は出世がしやすいという傾向があります。
同じ能力とキャリを持った社員が2人いるとして、何の人脈も持たない人と、社長とのコネクションを持っている人では、当然、後者の出世の方が早いでしょう。
また、社外の人脈が出世に関係してくることが珍しくありません。
大きな得意先の幹部とのコネクションがある人などは、その人脈の力で出世するケースがあります。
5.出世欲がある
最近は、出世欲のない人が増えてきました。
出世に興味のない人、あるいは出世したくないと思う人が増加傾向にあります。
当然ながら、そうした人に比べて出世欲のある人の方が早く出世します。
出世欲のある人は、そうでない人に比べて向上心があり、出世するための努力をしますから、上司や人事からの評価が高まるのです。
意欲というものは、黙っていても人に伝わるものです。
上司などにそれをアピールすることが、出世につながりやすいということになるでしょう。
出世する人の特徴はほかにもいろいろありますが、ここでは主なものを5つ紹介してきました。
出世を希望する人はもちろん、そうでない人も、社会人としての出世を考える際の参考になさってください。