「自分の食生活には問題がある」と自覚していながら、なかなか改善できないという人が少なくないでしょう。
どうすれば食生活の乱れを改善できるのかを考えるために、
食生活改善に取り組む人の特徴を見ていくことにしましょう。
1.食事の時間を規則的にしようとする
食生活の乱れにはいくつかの原因がありますが、特に多い原因は、「食事の時間が不規則」ということでしょう。
例えば、仕事の関係で、昼食の時間がまちまちになり、
早い時には12時前に食べ、遅い時には午後4時になってしまうというようなことでは、乱れた食生活と言わざるを得ません。
ですから、食生活の改善に取り組む人は、まず毎日の食事の時間を規則的にしようとします。
朝昼晩、それぞれの食事時間を自分で決めて、できるだけその時間を守ろうとします。
休日も同様です。
仕事や学校に行く日だけでなく、休日も平日と同じ時間に食事をとろうとするわけです。
回数も規則的にするのですから、夜食を食べて1日4食になってしまうというようなことはぜったいに避けようとします。
また、食事の回数も規則的にしようとします。
1日3食が原則ですが、2食主義の人も少なくありません。
専門医の中にも、2食主義を推奨する人もいます。
ですから、1日2食と決めることもあるわけすが、その場合も時間を固定します。
2.食べ放題やバイキング料理の店にはいかない
食事の量を気にするというのも、食生活の改善に取り組む人の特徴でしょう。
腹八分目を心がけ、食べ過ぎないように注意します。
そのため、食べ放題の店やバイキング形式の料理を敬遠します。
そういうお店で食事をすると、どうしても多く食べ過ぎてしまうからです。
自分から行くことはありませんし、人から誘われても可能な限り断るのが、食生活の改善をめざす人の特徴です。
旅先で、旅館やホテルがバイキング形式の場合は、やむなく利用しますが、
その際は、普段よりもいっそう食事量に気を配り、
その結果、いつもよりも食べる量がむしろ減ってしまうことが少なくありません。
3.酒を飲む回数や量をできるだけ減らす
そのように、規則的な食事を心がけたり、食事の量をセーブしようとしている人にとって、難敵と言えるのが「酒」でしょう。
酒が入るとどうしても自制がきかなくなり、ついついつまみを食べ過ぎてしまいがちですし、
したたか飲み食いした後に、「シメのラーメン」を食べてしまうということになりかねません。
また、お酒を飲みながらだと、いつまでもだらだら食べることになりますから、規則的な食事ではなくなってしまいます。
そのことをよく知っていて、できるだけ酒を飲む回数や量を減らそうとするのが、
食生活の改善に取り組む人の特徴ということになるでしょう。
ただ、酒好きの人はなかなか酒量を減らすのはむずかしいものですが、
その場合でも、お酒は飲んでも食べるものの量はできるだけセーブしようと意識します。
4.自炊を始める
外食が多いと、どうしても偏った食事になりがちです。
外で弁当を買ってきて家で食べても、同様でしょう。
ですから、食生活の改善に取り組む人は、できるだけ自炊をしようとします。
仕事が忙しい場合でも、例えば、休日にいくつかの料理を作っておいて、
それを冷蔵庫や冷凍庫で保存すれば、
それをベースに毎日複数のバランスのとれた料理を口にすることが可能でしょう。
そうした作り置きの料理をベースにして、それに毎日何かの料理を足していけば、
無理なく多品目を摂取することができるわけです。
「これまではほとんど外食だったけど、自炊を始めることにした」というのが、食生活改善を実践する人の特徴です。
いかがでしたか
ここでは、実際に改善に取り組む人の特徴を4種類紹介しました。
実践するための参考になさってください。