ネカマとは、ネットの匿名性を逆手にとって男性が女性になりすます事を指します。
女性になりすまして、男性たちの気持ちを弄んだり、女性に同性という安心感を与え、犯罪を犯すケースもあります。
そんなネカマの特徴をご紹介します。
1.女言葉を多用する
一般的に女性は、漫画やドラマの世界に描かれるような、いわゆる女言葉を日常的に使用する事はありません。
例えば「今何してた?」という問いに対して、普通の女性は「お風呂入ってたよ」など、フランクな返しをしてきますが、ネカマは「お風呂に入ってたわ」と答えたり「昨日言ったはずよね?」など、語尾が不自然に上品だったりします。
男性だとバレたくないという心理から、自分が想像する女性らしい女性を意識して演じてしまいます。
ネカマは、ボロを出さないためにも、女性を演じている時は、具体的な女性像をイメージ出来ており、その女性を演じるわけなので、生い立ちや現在の設定がドラマチック過ぎるのはで⁈と違和感を感じる部分もあります。
2.可愛らしさをアピールしてくる
「わぁ、ステキ♡私、こーゆーの、だぁい好き♡」など、LINEやメールにハートマークを多用してきたり、俗にいう、ぶりっ子な言葉をよく使う場合も、ネカマを疑った方が良いでしょう。
男性は、男性が喜ぶ言葉を誰よりも知っています。
男性が可愛いと思う女性の言葉をわざと織り交ぜて、男心を弄びながら、男性の反応を見て面白がっているのでしょう。
女性が普段から可愛い言葉を使っていると言うのは幻想です。
ネカマは、漫画やドラマのような分かりやすいぶりっ子をしてくるなど、男性の理想混じりの女性を演出してくるので、恋愛経験の少ない男性は、ネカマが魅力的な女性に感じられるでしょう。
3.弱さを見せてくる
知り合って間もなく、悲しい身の上話をしてきたり、悩み相談をしてくる場合は、ネカマの可能性があります。
辛い気持ちを話して、か弱い自分を語る事は、自分に対する興味や関心を持ってもらうには手っ取り早いやり方です。
男性は本能的に女性を守りたくなるものという事を自分の経験を通して、知っているので、弱さを見せて男性に構ってもらおうと企んでいるのです。
実際に女性は、警戒心が強い人が多いので、知らない人にいきなり身の上話などする事はほとんどないでしょう。
会話を繰り返し交わし、信頼出来る人だと思えないうちは、ディープな話をしてきません。
4.オシャレに敏感
予定を聞けば、美容室やネイルサロンといった女子力の高いコメントが返ってきたり、流行りのファッションアイテムのワードを出してくる事も多々あります。
女性になり切ろうとしているネカマは、女性について、研究しているので、美容やオシャレには詳しいのです。
しかし、美容家でオシャレなリア充の女性は、友達との誘いや、リアルな彼氏とのデートに忙しく、会ったこともない人と毎日連絡を取る程、ヒマではありません。
その他、グルメ情報や、エンタメ情報など、女性が飛びつきそうな話題を女性以上に仕入れていらり事もあります。
5.時間とヒマを持て余している
仕事や趣味が充実している人は、ネットを使って女性を演じるという発想自体を抱きません。
自分の姿が見えない人に、自分を偽って演じるという遊びをするくらい、時間が有り余って退屈しているか、仕事など忙しく過ごしていても、趣味が見つけられず、仕事以外の時間はヒマを持て余しているのでしょう。
こうした人は大抵、リアルな現実世界で遊びに誘ってくれる人がいない、コミニケーション能力が低い人が多くなります。
退屈しのぎの遊びとして、ネカマをやっているのです。
6.自分に自信が無い
ネットゲームで、女性アバターを選択し、プレーヤー自身も女性であるかのようにプレーするネカマが多くなります。
そう言うは人は、単純にゲームが好きなわけではなく、匿名性の高いネットの世界では、別人格として振舞うことで自分への自信のなさから解放されようとしていると考えられます。
違う性別の女性になって、男性からチヤホヤされる事で、日頃のストレスを解消しています。
自分に自信のない人は、普段から注目を浴びない日陰の存在である事が多い為、ネットの世界で注目され、快感を覚えると、ネットの世界に依存しやすくなる傾向があります。
そしてどんどん行動がエスカレートして、ネット犯罪の加害者になる。
或いは巻き込まれるという自体にも発展してしまいます。
ネカマは男心を知り尽くした女性のように、魅力的に感じられるので、ネカマに狙われた男性は、ネカマの罠にハマってしまうかも知れません。
ネカマに騙されない為には、日頃から女性と接して女性を見る目を養う事と、自分に自信を持つ事が大切です。
そうすれば、顔が見えず、匿名性の高いネットであっても、騙される危険性はうんと低くなるでしょう。