連絡手段にLINEを使うことが一般的になっている一方で、「もうLINEをやめたい」と考えている人も少なくません。
中には、スマホを見るのが苦痛になってしまったというくらい、LINEに対してストレスを感じている人もいます。
そこで、LINEをやめたいという人に共通する心理的特徴についてご紹介します。
【特徴・方法】
1.既読機能が付くということに対して、束縛されているようなストレスを感じている
LINEをやめたいという人の大半が、LINE特有の既読機能に対してストレスを感じていると言われています。
LINEでは、相手からのメッセージを読むと、必ず既読が付いてしまいます。
そのため、いつまでも返信しないと、「メッセージを読んだにも関わらず、なぜ返信してくれないのだろう」と、
相手から気分を害されたり怪しまれたりしてしまいます。
その結果、「メッセージを読んだら、すぐに返信しなければならない」と焦るようになってしまいます。
このことが、相手から束縛されているようなストレスになってしまいます。
特に「自分のペースを大切に生きていきたい」と考えている人にとっては、
LINEの既読機能は、非常に大きなプレッシャーとなります。
2.セキュリティ機能に対する不安感を抱いている
最近、LINEのアカウントが奪われてしまったりする出来事を筆頭に、
LINEのセキュリティに関する問題が多発しています。
そのため、自分のLINEがいつ危険にさらされるかという不安を感じている人も増えてきました。
このような問題に巻き込まれた場合、自分の個人情報が危険にさらされることもあります。
それに対して大きな危機感を抱いている人は、LINEをやめたいと考えるようです。
LINEにもセキュリティ機能はきちんと付いていますが、「絶対的に安全」というものは存在しないのが今の世の中です。
このことを痛感している人は、徐々にLINEをやめる動きに入っていると言われています。
3.気軽なメッセージやスタンプに対して、いちいち反応しなければならないことにストレスを感じている
LINEは、一言二言の短い文章やスタンプも送ることができます。
そのため、メールよりも気軽に送ることができるので、さほど大した用事がなくても、
軽い気持ちで相手に送ることができてしまいます。
しかし、このことがかえってストレスの原因になっているのです。
用もないのに、いくつものスタンプや、どうでも良い内容のメッセージが頻繁に送られてくると、
いちいちそれに反応しなくてはならなくなります。
これが続くと、まるで自分の時間を奪われているように感じられ、大きな憤りを感じるという人も少なくません。
その結果、LINEの存在そのものがストレスになり、「もうやめたい」と思うようになってしまいます。
4.LINEによって、人間関係の気疲れが増えた
LINEは手軽なコミュニケーションの手段である反面、
「LINEによって、かえって人に気を遣わなければならなくなるシーンが増えた」と嘆く人も増えています。
例えば、LINEに既読機能が付いていることにより、返信を忘れたり、
返信が遅れたりした時は、後でフォローを入れなくてはならなくなります。
そのための言い訳を考えたり、相手の顔色を見ながら気を遣ったりすることが、大きなストレスになります。
例えば、LINEには、「友達自動登録」という機能があります。
その結果、スマホの電話帳に登録されている人が勝手に友達として追加されてしまい、
苦手な人と距離を置くことができなくなってしまいます。
このように、LINEによって、人間関係における気疲れが激増し、「LINEをやめたい」と思うようになった人が増えています。
LINEは電話やメールよりも気軽に使えるコミュニケーション手段であるため、
楽しく活用している人も多い反面、LINEに振り回されたり、
LINEによる新しいストレスが増えたりしたことが原因で、「LINEをやめたい」と考えている人も増え続けていると言われています。
LINEは、軽い気持ちで人と連絡のやり取りができる分、「マナーをわきまえて使う」
「セキュリティには十分注意する」「LINEに夢中になり過ぎない」など、
使い方を工夫するようにしないと、大きなストレスとなって自分を追い込んでしまう原因になります。