多くの人にLINEが広まってきた分、LINEを使ったいじめが大きな社会問題になっています。
しかし、LINEでいじめの被害に遭いやすい人には、いくつか共通点があると言われています。
では、LINEでいじめられる人に共通する特徴とはどのようなものなのでしょうか。
1.華やかで目立つ傾向がある
普段から華やかさがあり、目立つタイプの人は、LINEでいじめられやすいと言われています。
多くの人は、自分よりも目立つ存在を嫌います。
人間は、自分よりも輝いている存在に対して、激しい嫉妬心を抱くからです。
人間は、自分と異質の存在を排除しようとする本能も持っています。
そのため、目立つタイプの人を「異質の存在」として意識し、躍起になって排除しようとしてしまいます。
人よりも容姿や能力が優れていたり、恵まれた生活をしているような人は、
人から妬まれたり、「異質の存在」と認識されたりして、いじめられてしまうことが少なくありません。
特に、ただ目立つだけでなく、自分の素晴らしさや恵まれている状態を自慢する傾向がある人は、
人から大きな反感を買い、いじめのターゲットにされやすくなります。
2.相手に強く出られると、必要以上に委縮してしまう
LINEは手軽なコミュニケーションツールである分、
思ったことをそのまま相手に送信してしまうという人も多くなります。
時には、「つい頭に浮かんだから」というだけの理由で、
相手の気持ちも考えず、きつい言葉を一方的に相手に送ってしまう人もいます。
そのようなきつい言葉を受け取った時、必要以上に委縮してしまう人は、LINEでいじめられやすい傾向があります。
このタイプの人は、相手から強く出られると身構えてしまい、
無意識的に「相手を格上の存在として立て、自分は一方的に我慢してしまう」という行動を取ります。
これは、「これ以上相手を怒らせないように」という防御策ですが、これがかえって相手を強気にさせてしまいます。
その結果、相手がエスカレートして更にきつい言葉を送ってくるようになり、
これがそのままいじめに発展してしまうことになります。
3.LINEでのやり取りを深刻に受け取り過ぎてしまう
真面目な性格の人は、相手に対して誠意あるLINEを送りますが、
その反面、いじめに遭いやすいタイプでもあります。
真面目な人は、人に対して誠実である分、
「きっと相手も自分に対して本音を言っているのだろう」と考える傾向があります。
そのため、もし相手が冗談半分できつい一言をLINEで送ってきた場合、
彼らは「相手は、自分に対してこれほど嫌な感情を抱いていたのか」と深刻に捉えてしまいます。
そして、必要以上に悩み、卑屈になってしまいます。
その結果、その相手とのやり取りがどんどん重苦しいものとなって、雰囲気が悪くなります。
そして、それにストレスを感じた相手が、彼らを攻撃してしまうようになります。
あまりにも深刻に受け取るという彼らに対して、
「からかい甲斐がある」と感じてしまう人も多く、面白半分で彼らをいじめる人もいます。
真面目で誠実なことは良いことですが、LINEでのやり取りを深刻に受け取り過ぎると、
いじめに遭いやすくなります。
4.ネガティブな文章が多い
LINEでやり取りをするたびに、ネガティブな文章ばかり送ってくる人は、
いじめの対象になりやすいと言われています。
他人に対する依存の気持ちが強く、二言目には愚痴や泣き言・人の悪口ばかり送ってくる人は、相手をイライラさせます。
そして、相手のストレスが限界に達すると、相手から攻撃されたり無視されたりするようになります。
ネガティブな気持ちになっている時というのはとてもつらく、ついつい誰かに頼りたくなるものです。
しかし、それがあまりにも頻繁に続くと、相手をイラつかせ、
いじめのターゲットにされてしまう可能性が高くなります。
LINEでいじめられてしまう人には、本人にも「いじめられやすい要因」があります。
そのため、もしLINEでいじめに遭ったら、自分の行動や言動を振り返り、
相手の気分を害するような落ち度がなかったかどうかを確かめてみる必要があります。
LINEのやり取りの中で、相手からきつい言葉を送られてきたとしても、
もし自分に落ち度がないのであれば、必要以上に相手を立てるようなことはせず、
堂々と振る舞う強さを持つことも大切です。