他人に食って掛かる人の心理5個

最終更新日:2017年7月28日

こちらは何もしていないのに、誰にでも食って掛かる人っていますよね。

どうしてそんな事をしてしまうのか、

食って掛かる人に共通する心理的特徴についてご紹介します。

1.コンプレックスが大きすぎる

食って掛かる人は、強いコンプレックスを持っている事が多いと考えられます。

幼少期から抱えているコンプレックスだったり、

大人になって思い知らされた自分の弱点に苛まれているのでしょう。

そんな自分のコンプレックスを刺激する相手に対して、攻撃的に食って掛かってしまいます。

食って掛かる人に攻撃された方からすると、突然通り魔に不幸を分け与えられた感覚になってしまいます。

しかし食って掛かる人にしてみると、「食って掛かる=自分のコンプレックスを払拭できる」ので、

ほとんど無意識に行動しています。

だからこそ食って掛かる人に「そんな事はしないで」と注意をしても、なかなか聞き入れてもらえません。

2.人生を勝ち負けで考えている

何に対しても絶対に白黒はっきりつけたい主義の方がいますが、食って掛かる人もこれに該当します。

食って掛かる人は人生のあらゆる事に対して「勝った」、「負けた」と勝ち負けで判断しようとする癖があります。

そしてその勝負を仕掛ける相手も、自分が確実に勝てそうな相手ばかりで、負け試合は好みません。

もしも食って掛かる人の方が負けてしまった場合にはそこで勝負が終る事はなく、

自分が負けた相手に対して粘着質に絡んでいきます。

勝負に勝つまで諦める事をしない、勝つまでしつこく相手につきまとってしまうという、

そんな負けず嫌いな一面も持っているのです。

3.自己愛がとても強い

食って掛かる人は自己愛が人一倍強い傾向があり、

その自己愛を満たしたいが為に、周りへ食って掛かるのでしょう。

自己愛とは簡単に言えば「自分自身を対象とした愛情」で、

誰しもが少なからず持ちあわせる感情でもあります。

しかし食って掛かる人はその自己愛が強すぎるあまりに、

周りの事を考えずに常に自分がやりたい事、満たしたい気持ちを優先させてしまいます。

食って掛かる人はつまり、「自分がこうしたいからこうする」とちょっとしたわがままな気持ちから食って掛かっています。

大人になったらそういった感情はある程度の理性で「こうしたいけど、

周りの迷惑になるから抑えよう」と判断できますが、それが出来ないのです。

まるで小さな子供のように食って掛かっていっては、自分が満足した後は周りのフォローもしません。

4.主導権を握りたい

食って掛かる人はいつでも自分が一番でありたい、

人気者でなければ満足できないと心の中で欲望を抱えています。

そんな気持ちが「主導権を握りたい」という感情に変化してしまい、

それがやがて食って掛かるという行動や言動に変わってしまうのでしょう。

食って掛かる人が主導権を握りたがるのは、大抵の場合は「絶対に自分の意見に逆らわないメンバーの前」だけです。

強い者の前では委縮し、弱い者の前では威張る癖がある食って掛かる人ですから、

無意識の内に自分の言う事を聞く人だけを集めたがります。

その方が楽に主導権を握れる事と、このグループの中ならば自分は一番でいられるという安心感からでしょう。

しかし一度、食って掛かる人に反抗する者が現れると、

それまでの偉そうな態度も急に萎んでしまいがちです。

5.人を比べては見下す

食って掛かる人は無意識の内に「自分はこの人よりも上だ」、

「自分はこの人相手だと絶対敵わない」と自分と人とを比べています。

それは食って掛かる人が劣等感が強すぎるからで、

自分でも意識しない内に、相手の容姿や見た目、能力から判断しているのでしょう。

食って掛かる人は「自分の方が上だ」と思った相手には、容赦なくマウンティングを取りたがります。

マウンティングとは動物が「俺はこいつよりも優位な立場にある」と示そうと、相手の動物に馬乗りになる行動です。

食って掛かる人の場合は精神的に相手に馬乗りになって、見下しの発言や態度で相手よりも優位になろうとします。

食って掛かる人は劣等感が強い事から人と自分を比べたがる、

そして自己愛が強いせいで自分勝手な行動を取りたがる事が解りました。

あなたも無意識に食って掛かる人にならないように、

食って掛かる人の心理的特徴を知って自責の念を持ちましょう。

そして周りへの思いやりや冷静な対応を取るように気を付ける事で、

誰彼構わず食って掛かるような行動も減るはずです。