利己主義者とは、「自分さえ良ければそれでいい」という考えの持ち主です。
自分だけが良い思いをするためなら、周囲の人がどうなっても知ったことではないという人が、利己主義者です。
では、そのような利己主義者をどのように見抜いたら良いのでしょうか。
その具体的な特徴をご紹介します。
1.自分のわがままを強引に押し通そうとする
利己主義者は、自分のわがままを100%通さない時が済まない人です。
もちろん、世の中においては、そのようなことは通用するはずがありません。
しかし、利己主義者は「世の中がどうであろうと関係ない」と考えています。
そのため、強引なやり方を使ってでも、自分のわがままを全て通そうとします。
そのため、乱暴な行動や言動を使ってでも相手を説き伏せようとしてしまいます。
その横暴さに、周囲の人たちのストレスは限界に達し、その結果、利己主義者の周りからはどんどん人が離れていきます。
人が離れていくだけでなくだけではありません。
彼らのやり方に反発する人が増え、彼らの周りは敵だらけになってしまうことも多いのが特徴です。
2.人の手柄を平気で横取りする
利己主義者は、人の手柄を平気で横取りしてしまう人です。
利己主義者は、自分が良い思いをすることしか考えていません。
しかも、「できるだけ楽をして、良い思いをしたい」と考えています。
そのため、人が苦労して作り上げた成果を平気で横取りし、自分だけが良い思いをしようとします。
彼らには、「自分で努力して成果を上げる」という発想はありません。
「良い思いはしたいけれど、そのために苦労するなんて絶対に嫌だ」というのが利己主義者です。
彼らは、常にそのような考えを持って生きているため、手柄を横取りされた側の気持ちなど、微塵も考えません。
相手がどれだけ傷ついて、悔しい思いをするかなどということは、彼らには関係ないのです。
彼らにとって大切なのは、あくまで「自分だけが楽に良い思いをすること」だけです。
3.絶対に責任を取ろうとしない
利己主義者は、自分が責任を取るべき場面においても、絶対に責任を取ろうとしないということが大きな特徴です。
責任を取るどころか、その責任から全力で逃げようとするのが、彼らのやり方です。
場合によっては、自分の責任を他人に押し付けようとすらします。
「社会人であれば、自分がしたことの責任は自分で取るべき」というモラルは、彼らには皆無です。
利己主義者は、「人生においては、良い思いだけしていたい」と考える人です。
そのため、「責任を取る」という「つらさ」が伴う行為は、絶対に避けて通りたいと思ってしまいます。
そして、あらゆる手を使って、責任から逃れようとします。
その結果、社会人としての信頼を失い、大切な仲間や地位を失ってしまうこともあります。
4.自分が良い思いをするためなら、平気で仲間を裏切ったり陥れたりする
利己主義者は、自分1人が良い思いをすることしか考えていません。
そのためには、大切な友達や親族であっても、平気で裏切ったり陥れたりしてしまいます。
その人たちと普段は仲良く接していても、その人たちが自分にとって邪魔な存在だと感じたら、
何のためらいもなく切り捨ててしまいます。
そこには、情けは一切ありません。
利己主義者にとって大切なものは、あくまで「自分」だけです。
自分の欲や本能を満たすためなら、普段仲良くしている人であっても関係なく裏切ります。
人を利用する行為も平気で行います。
そのような人付き合いを続けているため、利己主義者には、お互いに心を許せるような本当の仲間が1人もいません。
いかがでしたか。
利己主義者は、極端なほど、自分ばかりを可愛がる人です。
常に自分1人の欲を満たすことしか考えていないため、平気で人を裏切ったり、利用したりします。
彼らは、「良い思いしかしたくない」という気持ちが強いため、嫌なことは全て人に押し付けます。
このように、自分のためなら、人に対して情け容赦ない行動を平気でするため、
利己主義者とはできるだけ関わらないようにすることが賢明です。
どうしても顔を合わせなければならない場合は、なるべく距離を置いた付き合いに留めておきましょう。