嘘松とは。面白すぎる特徴6個

最終更新日:2018年1月13日

みなさんは嘘松という言葉を知っていますか?主にツイッターで作り話や妄想をあたかも実話であるかのように投稿して、リツイートやいいねを集めようとする人やその投稿自体を嘘松と言います。

当初そういう投稿した人におそ松さんアイコンのアカウントが多かったから命名されたと言われていますが詳細は分かっていません。

ここではそんな嘘松の特徴を紹介します。

1.出来すぎた体験談

嘘松の特徴は、ツイッターの140文字で起承転結があってクスリとさせる実話(とされる)体験談を投稿することです。

それによっていいねやリツイートを貰うことが投稿主の目的で、それ以上でも以下でもありません。

例えば、「電車の中で若者がマナー違反をしたが、老紳士の予想外の一喝で退散して、車両内が拍手喝采になった」「凹んでいた時に取引先のイケメンに、ありえない少女マンガのような優しさを見せられて恋に落ちそうになった」といった具合で、嘘松的な投稿は絶対にありえなくは無いけどそんな上手く起承転結がないだろと思われる投稿が散見されます。

2.そんな体験が頻繁にある

嘘松の特徴で、信憑性が下がる原因が上記のような出来すぎた体験談が同じ人の中で頻繁にあることです。

投稿単発で見れば、「へー、そんなことが本当にあるんだ」「面白いところに目を付ける人がいるんだな」と感心してリツイートしたくなりますが、そのアカウントをさかのぼると毎週のように、数年に一度あるかないかの体験を繰り返していることがあり、作り話や盛った話の嘘松である疑いが非常に強くなります。

3.どこかで聞いた話のパクリ

嘘松の特徴は、嘘松ネタが出尽くしてネタ切れになってきたのか、同じような嘘松が何度も再利用される傾向にあります。

本人は「聞いてください。

今日こんなすごい奇跡がありました」というテンションで投稿しているのですが、他の人と全く同じような体験談のセリフだけ変えただけだったり、ひどい時には一字一句変わらないパクツイなことまであります。

そこまでしてリツイートを稼ぎたい気持ちは想像がつきますが、面白い話ほどリツイートで拡散済みなので、気付く人はすぐ気付きます。

4.確認しようがない逸話ばかり

嘘松の特徴は、調べれば嘘が分かってしまうような特定の有名人や事件を登場させずに日常の中でこんなすごいことが起こったという逸話を好むことです。

物心付く前の子供がこんな哲学的な発言をした。

電車の中の一般人にこんなすごい人がいたという逸話は、嘘だろうと疑われたとしても確認のしようがないので完全に嘘だとばれて問題化することがありません。

優しい言い方をすれば、嘘や作り話だけど誰も傷つかないように気を使っています。

5.実話だったとしても特に得るものが無い話

嘘松の特徴は、仮にそれが実話だったとしても読んだ人の価値観が変化するとか具体的に行動を起こす可能性が無い投稿がほとんどなことです。

その投稿を元に特定の誰かや企業に批判が殺到したり、評価を貶めるような投稿は嘘松というよりデマに分類されます。

そうした意図を持っていなくて、読んだ人が「フフン」と笑ってリツイートするという按配の投稿が嘘松です。

6.すでに嘘松としてジャンル化している節がある

嘘松は作り話や妄想だからといってSNSユーザーから目の敵にされているかというとそんなことはありません。

実話にしろ作り話にしろすでに嘘松というジャンル化して楽しまれている節があります。

出来すぎた実話投稿があるとリツイートが増えますが、リツイートしている側はそれが実話にしろ嘘松にしろ良くできた短文ストーリーとしてリツイートしていたり、「嘘松発見」「嘘松ですよね」「嘘松な上にパクツイかよ」と茶化しつつ楽しむという一段上の楽しみ方がすでに浸透しています。

いかがでしたか。

嘘松というネーミングも、それに対する周囲の反応も自由気ままで斜め上を行っていますよね。

そういうバランス感覚や自由さがSNSの魅力と言えるかもしれません。

みなさんも時間があればツイッターで嘘松を探してみてください。