苦汁を味わう人の特徴4個

最終更新日:2017年6月6日

世の中には、一生楽をして生きていくことができる人もいれば、

一生を通じてなぜか苦汁を味わうという人もいます。

そのような苦汁を味わう人には、ある共通点がいくつか見られます。

そこで、苦汁を味わう人とは具体的にどのような人なのか、その特徴についてご紹介します。

1.自分から困難の中に飛び込んでいくことを嫌がらない

苦汁を味わう人は、苦労をすることを避けて通ろうとはしません。

むしろ、自分から苦難の道を求める傾向があり、

自分から困難の中に飛び込んでいくことすらあるということが大きな特徴です。

周囲から見れば、彼らのそのような生き方は「悲壮な人生」に見えてしまうでしょう。

しかし、あえて自分から苦難の中に身を置こうとする彼らにとっては、そのような人生を送ることは本望です。

彼らは、多くの困難を経験することで、人の痛みや努力の大切さを知ります。

その結果、懐の大きい慈悲深い人格へと成長することができます。

この「内面の成長」こそが、彼らがあえて苦難の道を選んでまで求めている、究極の目標です。

2.自分を後回しにしてでも、人に尽くそうとする

苦汁を味わう人は、奉仕の精神に溢れた人です。

時には、自分のことを後回しにしてでも、身を粉にして人に尽くしてしまうこともあります。

その結果、自分の欲や本能を満たすことができなくなるので、当然、苦汁を味わうことになります。

しかし彼らは、「人に尽くす」という行為が大きな喜びなので、

多少自分が我慢することになっても、それほど気にはしていません。

良かれと思って人に尽くしても、相手から裏切られたり利用されたりして、割に合わない思いをすることもあります。

それによって苦汁を味わいますが、彼らの場合は「見返りを求めない奉仕」がポリシーであるため、

そのつらさもすぐに乗り越えることができます。

3.ストレスを溜め込んではいるが、忍耐強い

苦汁を味わう人は、あえて自分から苦難の道を選んだり、

自分を後回しにしてまで人に尽くしたりする人生を歩むため、自分の心を満たす暇がありません。

そのため、どうしてもストレスを溜め込む毎日が続いてしまいます。

大抵の人であれば、その時点で心と体が悲鳴を上げてしまいますが、

苦汁を味わっている人は、ストレスを溜め込んでいても、自分に打ち勝つことができます。

彼らは、今までの苦労経験の積み重ねによって、自分の精神的な弱さを乗り越えてきています。

そのため、多少のことでは動じません。

どれだけストレスを溜め込み続けても、いつでもドンと構え、冷静な自分を維持することができる忍耐強い人です。

4.温かさと厳しさの両方を持ち合わせている、器の大きい存在

苦汁を味わう人は、人生の酸いも甘いも経験しています。

そのため、人に対して心を開いて温かく接することの大切さと、

世の中の荒波に立ち向かっていかなければならないという強い覚悟を持って生きています。

その結果、彼らの内面には、温かさと厳しさの両方がバランス良く存在しており、非常に大きな心の器を持つようになります。

そのような深い内面を持っている彼らは、その場にいるだけで、

周りの人を包み込むように安心させると同時に、威厳ある大きな存在感を放ちます。

そのような彼らを慕う人は非常に多く、いつもたくさんの人に囲まれながら過ごしています。

そのため、どんなに苦労の多い人生を送っても、誰かが必ず助けてくれるのです。

苦汁を味わう人は、自分から苦難の人生を求め、様々な経験を積み重ねている人です。

自分を後回しにしてでも、人のために一生懸命尽くすことができる温かい心も持ち合わせています。

周囲の人から見ると、「つらそうな人生」「悲しい人生」と思われがちですが、

彼らはそんな自分の人生に納得しており、誇りすら持っています。

そのような彼らは、厳しさも温かさも併せ持つ、非常に深い内面を持っています。

「懐の大きい、本物の大人」であると言えるでしょう。