自尊感情が低い人の特徴5個

最終更新日:2018年1月17日

みなさんの自尊感情は高いですか、低いですか?自尊感情とは自分を価値ある人間として大切にする感情ですが、近頃は自尊感情が低く自分には価値が無いと考えがちな人が増えています。

自尊感情は高すぎても低すぎてもなかなか生き辛くなってしまいます。

ここではそんな自尊感情が低い人の特徴を紹介します。

1.打たれ弱い

自尊感情が低い人は、批判に弱く打たれ弱いです。

日ごろから自分の能力を過小評価して自分なんてどうせ大した事無い人間だと考えているので、その状態でさらに他人からの批判に晒されるとすぐに参ってしまいます。

ある程度の自尊感情を持っていれば、批判を受けても「批判されたけど自分はこう思っている」という反論を心の中でしたり「職場では批判されたけど、プライベートが充実しているから大丈夫」と気持ちを切り替えることが出来るのですが、自尊感情が低い人は元々自分の価値が低いと思っているので批判を受けると「やっぱり自分はダメなんだ」と過剰なダメージを受けてしまいます。

2.褒められても素直に喜べない

自尊感情が低い人は褒められることも苦手です。

元々褒められた経験が少なかったり、褒められてもその言葉を額面どおりに受け取ることが出来ません。

「この程度の事で褒められるということは元々期待されていなかった証拠だ」「口では褒めているけれど、この褒め言葉は皮肉が篭込められているに違いない」と考えてしまい、「自分はそんな立派な人間ではありません」「褒められると却って恐縮です」と過剰に謙遜してしまい、素直に喜んで気分が良くなることができません。

3.すぐ諦める

自尊感情が低い人は、高い人に比べてすぐに諦めてしまう傾向があります。

その結果、粘り強く頑張れば手に入った結果を得られなくなりますます成功体験が少なくなってしまいます。

そのスパイラルが繰り返されてますます自尊感情が低くなってしまう傾向があります。

つまり、物事でちょっと上手く行かないことがあると「やっぱり自分には向いていないんだ」「自分でなくても出来る仕事だ。

他のもっと有能な人に任せたほうがみんなのためになる」と先読みしてしまいます。

逆に言えば、そう思ってしまいがちなところをひと頑張りして結果を出せば自尊感情を高めるよい結果につながります。

4.優しくされるとすぐ惹かれる

自尊感情が低い人は、自分自身が自分を評価しないことから他の人から冷たくされることにいつしか慣れてしまっています。

そんな中で自分の辛さや生き難さに共感してくれて受け入れてくれる人を心の中でいつも待ちわびています。

そんな理想の優しい人が現れたときはけっこう簡単に惹かれてしまいます。

異性ならあっさり恋に落ちてしまうし、そうでなくても簡単に信用してしまいます。

その人が本当に理想的な人ならいいのですが、そうでなくてただ単に同情や共感しただけだったり、下心を持った人なら騙されてしまうので注意が必要です。

5.向上心が常に求められてきた

自尊感情が低い人のこれまでの生い立ちには、常に家族や周囲、自分自身から向上心が求められ続けて来たという経験があります。

部活で試合に勝っても、充分に褒められる前に次の試合に向けての課題を示されて、また勝っても次、次と褒められることなく先へ進んでいけばいつかは負けた経験しか残らず自尊感情は生まれません。

勉強でも人間関係でも、向上心は大切ですがポイントポイントで褒められて満足する瞬間を我慢して向上心を求め続けていると成功体験に気付けないものです。

いかがでしたか。

自尊感情が低い人は、褒められた経験が少ないことから自分自身を褒めるのに慣れていなくて結果的に他の人の接し方に繊細になってしまっている人と言えます。

そのような自尊感情が低い人と接する時は、本人の気持ちに寄り添いつつも自分で自分を褒めてあげられる成功体験を積ませてあげることで、自尊感情を高めてあげるようにしましょう。