皆さんの周りにも現実感のないキレイ事ばかりを言って、「世の中そんなキレイ事だけじゃ済まないんだよ」と思われて周りからイライラされている人いませんか?確かにキレイ事は正論ですが、現実的な意見を無視したキレイ事は迷惑な時もあります。
ここではそんなキレイ事ばかり言う人の心理的特徴を紹介します。
1.漫画や小説ばかり読んでいる
キレイ事ばかり言う人は漫画家小説ばかり読んでいる人や映画や音楽の世界にどっぷり浸かっている人が多いです。
架空の物語の中では主人公がキレイ事を言って、どんな困難があってもそれだけを貫いて最後はハッピーエンドになることが多いです。
物語には制限時間があり現実的な苦労やジレンマばかり描いても仕方ないのでそれは当然です。
しかし実際の世の中ではキレイ事を実現するためには時には面倒なことや意に沿わないことなどを嫌々でもやりながら実績を積み重ねていかなければいけません。
しかし漫画や小説ばかり読んでキレイ事ばかり言う人は、漫画や小説に出てこないその過程を知らないので、現実問題をすっ飛ばしてキレイ事ばかり言うようになります。
2.キレイ事さえ言っておけば批判されないと思っている
キレイ事ばかり言う人は、キレイ事は正論なのでそれさえ言っておけば批判されないと言うずるい計算のもとに言っていることがあります。
確かに会議などで「みんなが会社を好きになれば、すぐにみんなで公平に仕事を分担できるようになりますよ」当たり前のキレイ事を発言した人に対して、「そんなのキレイ事だよ。
できっこないだろ」と否定するのは、何だか嫌な奴のようで抵抗があります。
問題についてしっかり考えて真面目に検討していなくても理想論やキレイ事さえ言っておけば考えるのも楽だし、少なくとも批判されることはないというちょっとずるい考え方です。
3.理想主義者
キレイ事ばかり言う人は理想主義者です。
性善説に基づいて「お客さんを悪者扱いして万引き対策をするなんて無意味だ」とか「うちの社員がルールを守らないわけがないから不正は起こらない」など誰もが考えたくはないけれど、確率論としては起こりうる可能性を否定した理想論的な意見に終始して必要な話し合いを避ける傾向があります。
それはその通りで理想は理想で大切ですが、現実の問題と理想を分けて考えられない人はやはりキレイ事ばかり言う人に過ぎず有能な人とは言えません。
4.所詮他人ごとと思っている
キレイ事ばかり言う人は問題を自分に関係があることとは考えず、他の人に任せればいいやと考えている人が多いです。
つまり他人ごとと思っているわけです。
他人事だから真面目に考えないし実現不可能なことも言います。
自分が取り組んだとしたらどんな現実的な対応策があるかを考えることもありません。
結果、キレイ事しか思いつきません。
それでとりあえず自分の意見のようにキレイ事を言いますが実際は誰にでも考えつく一般論にすぎないので何も言っていないのと同じです。
5.人生経験が少ない
キレイ事ばかり言う人はなぜ現実的な解決策を考えられないかと言うと、そもそもの人生経験が少ないからです。
上で説明した漫画や小説の世界しか知らない話と共通しますが、理想を実現するために必要な一般社会での試行錯誤、根回し、失敗、苦労について知らないのです。
若い人でキレイ事ばかり言う人は、人生経験を積む中で現実主義者へと変わっていくことが多いです。
いかがでしたか?キレイ事ばかり言う人は間違ったことを言っている訳ではないため反論するのが難しくちょっと厄介です。
でもキレイ事は確かに大切ですが当たり前のことなので現実的な場でそればかり発言するのは無意味なことだというのは確かです。
キレイ事ばかり言う人と話をする時は具体的な質問をして相手に自分の頭で考えることを促したり、自分でもキレイ事に終始しないように意識することが大切です。