離婚という選択をしない夫婦であっても、家庭自体は崩壊しているという家族もいます。
では、家庭崩壊している家族にはどんな特徴が見られるのでしょうか。
あなたの周りにこんな家族がいたら、もう既に家庭崩壊している家族かもしれません。
1.夫婦で会話がない
家庭崩壊している家族は、夫婦の間で会話がないという特徴が見られます。
何か伝えなければならない緊急性ある用事や子供の大事な話等がない限り、
家庭内での会話はなく静かなもの。
小さな子供がいたりしない限り、普段の日常的な会話すらもないことでしょう。
円満そうに見える家族の所へ遊びに行ったら、夫婦同士の会話がほとんど見られないという場合、
家庭崩壊している家族の可能性が考えられるでしょう。
2.誰が何をしているか分からない
家族であれば、誰がどこにいて、どのくらいの時間に帰宅するか、
ある程度話をしたり予測出来たりするものですよね。
ただ家庭崩壊している家族の場合は、まともな会話すらないことが原因で、
誰がどこで何をしているかという状況を把握できていないことが多いのです。
「旦那さん今どこにいるの?」と聞いても分からない。
「娘さんは何時に帰るの?」と聞いても分からない。
家族でありながら、それぞれが自由に好きなことをやっている状態で、
他の家族が全く把握していない関係は、家庭崩壊している家族と言えるでしょう。
帰宅時間が遅いから心配になるということもなく、同じ場所で生活を共にしているものの、
状況が把握できていない家族が特徴です。
3.不満や愚痴ばかり
家族の話を出せば、不満や愚痴ばかりが出ているという人が周りにいれば、
それは家庭崩壊している家族かもしれません。
家族という存在は、人によってはかけがえのない存在だったり、
安心できる居場所だったりと、居心地の良さを感じることが多いですが、
家庭崩壊している家族の場合は、家族に対して不快な感情しか持てません。
口を開けば家族の悪口、不満、愚痴といった状態であれば、家族に対してのストレスがかなり溜まっている証拠です。
家族でいるのは、「仕方なく」「帰るといるから」といった理由で、一緒にいたい、相談したいと思う気持ちは全くないでしょう。
自立する経済力や居場所が確保できさえすれば、
すぐにでも離れ離れになってしまいそうな家族は、家庭崩壊している家族の特徴です。
4.世間体を気にしている
家での会話が全くない、お互い何をやっているか分からないという状況でも家族を続けているのは、
世間体を気にしているからかもしれません。
家庭崩壊している家族なのに離婚という選択をしない家族は、「周りから変な目で見られる」
「風当たりが強い」という理由で離婚をとどまっていることも多いのです。
例えば子供がまだ学生であれば、離婚したことで苗字が変わり、
「あの家、離婚したみたいね」と言われてしまいます。
そこから見下されてしまったり、環境が悪化してしまうようなことになるのを避けたいと考える家族は、
離婚という選択はしません。
お互いに一緒にいたいから、やっぱり離れたくないからという理由ではなく、単に周りからの目が気になるから。
家庭は誰が見ても崩壊し、一緒にいる意味がないのでは?と思うことがあっても離婚しないのは、
世間体を気にしているという、プライドの高さが伺えるでしょう。
家庭崩壊している家族は、家に帰る目的や意図は特にないでしょう。
ただ「帰る場所」という見方であり、癒されたいとか相談したいといった、
普通の家庭が家族に対して感情は持ち合わせていません。
「とっとと離婚したらいいのに」と思うくらいの状況であっても、プライドが高ければ離婚という選択はしない。
離婚できない理由が何かしらあって、家族であることを無理やりキープしている家庭と言えるでしょう。