赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに、何故かしんどい、辛い、悩みでいっぱいになっているお母さんたちは少なくありません。
それは育児ノイローゼかも知れません。
育児ノイローゼに陥っている人の特徴をご紹介します。
【特徴・方法】
1.ちょっとしたことでイライラする
育児ノイローゼの初期症状では、イライラが起きやすくなります。
もともと完璧主義の女性が育児ノイローゼになりやすく、ホルモンバランスの変化も重なり、自分の思い通りにいかない赤ちゃんに対してイライラが募るのです。
自分が疲れている時に赤ちゃんに泣かれたり、旦那さんが呑気にくつろいでいる姿を見て声を荒げたくなる事があれば、育児に疲れている危険信号です。
2.悪い方に考えてしまう
神経が細やかなお母さんほど、赤ちゃんのちょっとした事が気になって、これは障害があるのでは?大きな病気の前兆なのでは?と悪い方向に考えがちです。
誰にも相談せずに、1人で考え過ぎると、育児ノイローゼの症状は加速度的に悪化して、自分はダメな母親だと自分を責めて育児への自信を失ってしまいます。
自分は赤ちゃんに必要とされていないと感じると、全てを投ぐ出したくなり、家出や育児放棄に走る恐れがあります。
3.眠れない日が続いている
赤ちゃんの夜泣きで起こされ、睡眠不足が続くと育児ノイローゼの症状が体に表れ始めます。
睡眠不足からのめまいや頭痛、慢性的な肩こりに悩まされてはいませをんか?体の不調が起こると、家事や育児に支障が出るのは当然の事です。
無理をせず、適当に家事で手抜きをして体を休められたら良いのですが、頑張り屋なお母さんたちは、疲れた体に鞭を打って一生懸命頑張りすぎた結果、育児ノイローゼを併発しやすいのです。
4.無気力でやる気が起きない
精力的に取り組んで来た家事や育児が、突然面倒になり、何もやる気が起きない日が続いたら育児ノイローゼを疑った方が良いでしょう。
食べた後のお皿がシンクに溜まりっぱなし、お菓子の殻を散らかしたまま、食べかけたパンにカビが生えているなど、赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても衛生的に良くない環境にまで陥る可能性があります。
無気力で何もやる気が起きないのは、あなたの心がSOSを発している証拠です。
5.人と会うのが面倒になる
育児が辛く感じたら、初めのうちは誰かに話を聞いて欲しいと思うお母さんが多いのですが、育児ノイローゼになると悩みを抱えていても誰かに話して楽になりたいという気さえ起きません。
それどころか、人に会うのが面倒になり、外出の機会が減るので、自分の身なりの事など気にしなくなってしまいます。
一日中起きたままのパジャマ姿でいたり、髪の毛もボサボサのまま、歯磨きするのも億劫になり、みるみる女性らしさが失われていきます。
6.子供を可愛いと思えない
大切なはずの我がの姿を見ても可愛いと思えないのは、育児ノイローゼの影響である可能性が大いにあります。
赤ちゃんのお世話は、非常に大変です。
可愛いと思う気持ちが無ければ、育児は辛いだけで、自分が犠牲になっていると被害者意識を持ってしまうでしょう。
赤ちゃんが泣くのは、空腹や不快感を懸命にお母さんに伝えようとしているのですが、その鳴き声が煩わしく感じ、抱きしめたり、オムツを替えたりとお世話をすることを放棄するようになってしまいます。
子供を可愛いと思えないのは、虐待へと移行してしまう可能性があり、危険信号です。
7.突然涙が溢れ出す
子育て中のお母さんが、日常生活を普通に送っているだけなのに、突然涙がが溢れ出すのは、育児ノイローゼによるうつ症状が表れている可能性があります。
最近、何をやっても気分が鬱々としているのではないでしょうか?自分1人では症状を改善することは難しく、このままでは、明らかに子育てにも悪影響を及ぼし兼ねません。
赤ちゃんの健康や発達の為にもお母さんが笑顔を取り戻すことは大切です。
勇気は必要ですが心療内科に足を運び、ありのままの状況を相談してみましょう。
8.孤独感に苛まれている
育児ノイローゼになりやすい環境としては、夫婦の実家が遠く、親や知り合いなど、頼れる人が身近にいないなどの孤独感を感じる環境にいるなど、知らず知らずのうちに孤独感に苛まれている事が多いでしょう。
せめて、気の合うママ友と子育ての悩みを共有出来れば良いのですが、人との距離を縮めるのが苦手な人は、育児の悩みをよその人に話すのは簡単な事ではありません。
せめて旦那さんが育児ノイローゼで悩む妻の異変に気がついてくれれば、解決への道は近づくでしょう。
育児ノイローゼは、人ごとではなく、どんな人でもなる可能性があります。
特に、真面目で完璧主義なお母さん程、深刻な育児ノイローゼに悩みやすい傾向があります。
時には自分にご褒美を与え、気分をリフレッシュさせて「赤ちゃんは自分の思い通りにはならないもの」「お母さんだって失敗するんだ」とおおかにな気持ちで赤ちゃんに触れましょう。