照れ屋さん、引っ込み思案、人見知りといった性格の人を、「シャイな人」と呼びます。
あなたの身近にもシャイな人がいるかもしれませんし、あなた自身がシャイな人かもしれません。
シャイな人にはどんな特徴があるのか紹介しましょう。
1.表情の変化に乏しい
シャイな人は、自分の感情をストレートに表現することができません。
心の中を人に見せることを、恥ずかしいと感じるためです。
例えばみんなでいっしょにスポーツ観戦をしているとしましょう。
応援しているチームが勝利した瞬間、他の人が歓声を上げたり、飛び上がったり、ハグしあったりしていても、そのように喜びの感情を表すことができません。
もちろん、それなりに喜ぶことはしますが、他の人のように大喜びすることはないのです。
心の中では大喜びしていたとしても、それを表に出すことは控えてしまいます。
悲しい時でも人前では泣かず、泣いたとしても声を上げることはなく、また、怒った時でも怒りの感情をあらわにすることなく、隠してしまうのがシャイな人です。
表情の変化に乏しいため、他の人からすると、その心の中が読みづらく、「何を考えているのかわからない」と思われがちなのが、シャイな人の特徴と言っていいでしょう。
2.人と目を合わせるのが苦手
人と目を合わせるのが苦手というのも、シャイな人に共通する特徴でしょう。
例えば、職場や教室で、人と目がたまたま会うと、あわてて目をそらします。
人と一対一で向かい合って話している時も、目の前の相手と目を合わせることができないため、どうしても、キョロキョロ落ち着かない目の動きをしてしまいます。
相手にしてみると、その目の動きに何か意味があるように思われることも少なくありません。
「自分に対して特別な感情を抱いているために、不自然な目の動きになっているのではないか」と考えるわけです。
目を合わせようとしないので、相手は「嫌われているのかな」と思うこともありますが、実は好意を持っていて、
そのため余計に目が合わせられないというケースも多いのです。
相手に対して特別な感情があってもなくても、人と向かい合うと目が泳いでしまうのが、シャイな人の共通点と考えていいでしょう。
3.声が小さく、口数が少ない
自分を人にアピールしようという意志が薄弱なのが、シャイな人の心理的特徴です。
その心理から、「声が小さい」という特徴が生まれます。
目立つことを嫌い、自分主張をしようという意志を持たないため、自然に声が小さくなると考えていいでしょう。
また、声が小さいだけでなく、どうしても口数が少なくなります。
人と会話をしているときは、ひたすらうなずき、相槌を打つだけということもあります。
会話においては、ほとんど場合、聞き役に回るのがシャイな人の特徴ということができるでしょう。
4.片思いに終わることが多い
恋愛に関するシャイな人の特徴を紹介しておきましょう。
それは、「片思いで終わることが多い」ということです。
相手に対して特別な感情をもっていなくても、まともに目を合わせられないのですから、
相手に特別な感情を抱いている場合は、いっそう自分の感情を隠そうとしてします。
そのため、自分からアプローチすることができませんし、好き避けをしてしまうことも少なくありません。
結果、好きな人ができても、告白できずに終わってしまうことがほとんどです。
また、好意を持っている相手からアプローチされても、恥ずかしさからそれに素直に応えられません。
そのため、恋愛が進展しにくいという傾向もみられます。
最終的につきあうことになるにしても、それまでに時間がかかってしまいます。
5.心を許すと、一気に打ち解ける
そのように、恋愛関係になるまで時間はかかりますが、一度、相手に心を許すと一気に打ち解けるのも、シャイな人の特徴と言っていいでしょう。
つまり、恋人関係になって、交際がスタートすると、今度は短時間で超ラブラブの関係になれるのです。
これは、恋愛に関してだけではありません。
友人関係においても、親しくなるのに人よりも時間はかかりますが、親しくなると、相手との関係が一気に深まるのが、シャイな人の特徴です。
今回は、シャイな人に焦点を当てて、その代表的な特徴を5点、紹介してきました。
デリカシーがあって、ある意味で大変人間的なのがシャイな人の特徴であり、魅力と言うことができるでしょう。