「自分は褒めて伸びるタイプだから」と自ら公言する人も多くいます。
では「ほめて伸びる人」とはどんなタイプの人がいるのでしょうか。
1.叱られたことのない人
小さいころから過保護で育ち、叱られなれしていない人は褒めて伸びるタイプです。
おじいちゃん、おばあちゃんからは何をしても褒められ、
両親からは大きな期待をされ大事に大事に育てられた人は人に叱られることを経験していません。
そのため、いざ叱られてしまうと途端に萎縮してしまい本来の力を全く出すことが出来なくなってしまいます。
実際はまだまだ伸びる力は兼ね備えているのですが、
叱られたくないという気持ちが先に立ってしまって新たに行動に移すことをやめてしまい、
自ら伸びる力を抑え込んでしまうので叱られることに免疫のない人は褒めて伸びるタイプです。
2.調子に乗りやすい人
すぐに調子に乗る人は褒めて伸びるタイプです。
褒められることで、自分はすごい人間だと調子に乗ることができるので更に頑張ろうという威力を発揮します。
調子に乗りやすい人はとてもポジティブに物事をとらえます。
そのため些細な評価でも、大きく期待されている、自分には大きな可能性があると勝手に信じ込むことができます。
この信じ込むことが実はとても大切で、調子に乗った波に引っ張られ実力以上の実績を上げる結果につながります。
3.自尊心の高い人
もともと自分はすごい人間だと思っている自尊心の高い人は褒めて伸びるタイプです。
褒められることを素直に顔に出して喜ぶことはしませんが、自尊心はとても満足します。
もともと自分への評価はとても高いので、注意や指導をしても素直に受け入れることができません。
逆に自分のすごさを全く分かっていないと反抗心だけが膨らみます。
そのため自尊心の高い人には助言はあまり耳に入りません。
しかし、褒められたことは素直に当然と受け入れます。
またもっと本来の自分を見せつけてあげようと努力もします。
そのため自尊心の高い人へは注意や指導、助言といったものはあまり効果がなく褒めることが一番必要になります。
4.長男、長女の人
長男、長女というのは年下の兄弟を面倒見ることで両親から褒められて育ちます。
そのため褒められることにとても喜びを感じます、幼いころから褒められたい一身で、家のことを手伝ったり兄弟の面倒を見ます。
逆に次男、次女、末っ子などは自由奔放な場合が多いので自分の思うままに行動をします。
当然小さいころから兄や姉よりも怒られることも多いですが対して動じないのが次男、次女、末っ子タイプです。
どうしてもしっかり者にならざるえない長男、長女は褒められることで、
自分の存在価値を見出すので自然と褒めて伸びるタイプになります。
5.単純な人
あまり深読みしない単純な人は褒めて伸びるタイプです。
相手の言葉をあまり深く詮索しないため、褒めれば自分はできる人、叱れば自分はできない人と単純に判断します。
それ以外はあまり深く考えません。
そのため褒めれば単純に自分はできる人と判断して、これもできる、あれもできるとどんどん上を目指すことができます。
逆に叱られれば自分はできない人と勝手に決めつけてしまいそれ以上の努力をしようとはしなくなります。
そのため単純な人は褒めて自分はできる人と思いこますことでどんどん伸びていくタイプです。
このように褒めて伸びる人は、叱られることに慣れていなかったり、単純で素直に相手の言葉を受け入れる人などに多くみられます。
しかし基本的に人間は叱られることより、褒められることのほうが喜びを感じるのは当然です。
うれしいことというのは、脳も活性化して更なる活力になります。
そのため叱ることも時には必要ですが、まずは褒めて伸ばすに徹したほうが間違いはないでしょう。