秘密主義者の心理4個

最終更新日:2018年11月29日

世の中にはなかなか自分のことを話してくれない人がいます。

そういった人はいわゆる秘密主義者です。

それではなぜ、秘密主義者は自分のことを話したがらないのでしょうか。

その心理的特徴について4つ、ご紹介します。

1.自分のことを知られたくない

秘密主義者はまず第一に、自分のことを必要以上に人に知られたくないのです。

自分のことを話題にされるのが嫌だったり、色々と突っ込まれたり質問されたりするのも嫌です。

例えば学校の仲間であれば、学校の話だけしていれば良いと考えます。

勉強のわからないところを教え合うだとか、先生の愚痴を言うだとか、それで十分だと考えます。

また、仕事の仲間であれば、仕事のことだけで良いと考えます。

自分の世界をとても大切にしているため、他人にあまり踏み込まれたくないのです。

話すことが嫌いなのではなく、自分のことを知られたくないだけですので、学校の話や仕事の話はできます。

むしろ話すこと自体は大好きだという人も多いです。

2.相手のことを信じていない

自分のことを話した場合、相手の反応が気になるものです。

引かれたら嫌ですし、理解されなくても嫌です。

逆に言えば、絶対に理解してくれるとわかっていれば、むしろ喜んで話すということです。

また、自分にとっては大切なことも、相手には軽くとられてしまっても嫌なものです。

自分の言うことも、想いの強さも理解してくれないと嫌です。

つまり、自分のことを話さないということは、その相手のことを信じていないということにもなります。

また、自分のことを話した結果、それが知らない間に誰かに伝わっているということはあります。

これもとても嫌なことです。

つまりは口が軽いと思う相手には話さないわけで、この面でも、

その相手のことを信じていないということにつながります。

3.わかる人とだけ話したい

秘密主義者は、誰に対しても秘密主義というわけではありません。

先ほどの話にもつながりますが、話す相手を選ぶのです。

誰もが自分の世界というものを持っているかと思いますが、秘密主義者の場合は特に自分の世界を大切にしています。

ですから、自分と全く同じ世界を持っている人とだけ話したいのです。

つまり、例えば、大親友がいたとしても、すべてを話せるわけではありません。

全分野において自分と全く同じ世界を持っている人などこの世に存在しないためです。

例えば、趣味がいくつかあったとします。

サッカー観戦、音楽鑑賞、海外旅行の三つが趣味だったとします。

この場合、それぞれの三つに関して話す相手が決まっているのです。

サッカー観戦についてはこの人と話したい、音楽鑑賞についてはこの人と話したい…というものがあります。

同じ趣味の人でも、少しでも感覚が違うと話したくないと思ったり、

趣味だと言っているけれど浅い想いしかない人とは話したくないと思ったりします。

4.人に話を振る

秘密主義者は自分の話をしたくないため、人に話を振ろうとします。

特に、話の流れ的に自分が今度は質問されそうだ…自分の話になりそうだ…と思った時に、話題を変えたり、誰かに質問したりします。

もしも自分が何か話さなければならなくなったら、話したくないため話さずに、変な空気になってしまいます。

もしくは空気に負けて話してしまい後悔してしまいます。

そういった状況を避けるため、できる限り自分のターンがまわってこないように、その場の話をうまくまわしていきます。

世の中には色々な人がいます。

自分のことを話すことが好きな人も嫌いな人もいます。

それぞれの人の生き方を認め、自分のことをなかなか話さない秘密主義者から話を引き出そうとしないようにしましょう。

それが、秘密主義者とうまく付き合っていくコツです。