アスペルガー症候群の変わった特徴5個

最終更新日:2016年7月21日

あなたの周囲には「空気の読めない変わり者」とか「非常識」というレッテルを貼られている人はいませんか?

彼らはアスペルガー症候群という発達障害にかかっているのかもしれません。

アスペルガーは先天的な脳機能障害の1つで、知的な遅れや言語障害を伴わないため、他人に認識されにくいのです。

今回は、アスペルガー症候群と呼ばれる人の特徴をまとめてご紹介します。

1.対人コミュニケーション能力に難がある

アスペルガー症候群の人は、対人コミュニケーションが非常に苦手という大きな特徴があります。

知的障害がないため会話能力に問題はないのですが、相手と程良い距離感を持った自然な会話ができません。

例えば、絶えず目が泳いでいたり、会話に合わせた表情が作れなかったり、相手との距離が近過ぎたりします。

また、自分が会話をリードしたいばかりに一方的にべらべら喋ってしまったり、話す内容が会話の流れ的におかしかったりすることもあります。

このような不自然な行動が「場の空気を読まない人」と評価される原因になっているのです。

ジェスチャーやアイコンタクトといった非言語的コミュニケーションも苦手で、ほとんど理解できません。

アスペルガー症候群の人は、曖昧なコミュニケーションに対応できないので、何かを伝えたい時は明確な言葉で伝えてあげなければいけないのです。

さらに、彼らは言葉の裏に隠された真意を読み取るということができないので、冗談を真に受けてしまうことが多いという特徴があります。

そのせいで、急に怒ったり落ち込んだりすることがあるので注意が必要です。

2.想像力が乏しい

アスペルガー症候群の人は、想像力が極端に乏しいという特徴があります。

一番大きな問題は「他人の気持ちを考えられない」ことです。

ですから、他者を傷つける言葉を平気で口に出します。

例えば、太っていることを気にしている人に対して「体重何キロ?」とか「すごくデブだね」などといった言葉を平気でかけてしまいます。

また、一般常識として女性に年齢を尋ねることは失礼ですが、アスペルガーの人は平気で尋ねます。

しかも、女性が回答をしぶると答えてもらえるまでしつこく聞き続けることもあります。

アスペルガー症候群の人は、他人の立場に立って物事を考えることが非常に苦手です。

「○○されたら嫌だろうな」と「○○してもらったら嬉しいだろうな」と考えることができません。

これらは全て障害のせいであって、本人には全く悪気がないため、周囲から注意を受けても改善されることがほとんどないのが現状です。

異常に場の空気が読めなかったり、平気で他者を傷つけるような言動を取ったりする人がいたら、その人はアスペルガー症候群かもしれません。

3.特定の物事に過剰な関心を持つ

アスペルガー症候群の人は基本的に好奇心が旺盛です。

しかし、興味の対象が限定的である場合が多く、一度興味を持つと過剰なこだわりを見せるケースがほとんどです。

もともと知的障害があるわけではないので、1つの事に興味を持つと徹底的にこだわります。(それ以外は全く興味を失うという極端さもある)

例えば、電車が好きになったら、国内外の模型収集はもとより、

写真や映像も集め、製造年月日や名前など車両に関係する情報全てを記憶しようとします。

そして、一度熱中すると完全に自分の世界に閉じこもってしまい、他人が話しかけても聞こえなくなってしまうという特徴があります。

学校で電車に関する本を読み出そうものなら、授業が始まって先生から注意を受けても無視して読み続けるという行動に出ます。

このため、アスペルガー症候群の人は周囲から「みんなのルールが守れない」、「自分勝手」、「我侭」などといった評価を受けてしまいます。

4.騙されやすい

アスペルガー症候群の人は、他人の言葉を素直に受け止め疑いません。

そのため、悪意のある人から騙されてしまうことがよくあります。

例えば、最近流行りの犯罪である振込め詐欺にコロッと騙されてしまいます。

さらに、自分が騙されたとわかった時は怒るにもかかわらず、何度も同じ手口に引っかかります。

騙されやすい彼らを、家族や周囲の人は気を付けて見守ってあげる必要性があります。

5.臨機応変に対応できない

急な環境の変化や、突発的なアクシデントに弱いのもアスペルガー症候群の特徴です。

学校でも職場でも、ルーチンワークは得意ですが、何かを急に変更されると一気にパニックに陥り協調性を失います。

変更が必要になった理由やアクシデントの原因も全て説明を受けなければ納得できない性分なので、「一々考えずにとりあえず行動する」ことができません。

そのため、「面倒くさい人間」と思われ周囲から邪見にされてしまうことがよくあります。

アスペルガー症候群の人は、「言われなくてもわかる」ことは決してなく、一から十まで説明してもらい、納得して初めて行動に移ることができます。

現在、アスペルガー症候群は発達障害の1つとしてかなり認知されるようになってきました。

対人コミュニケーションスキルや他人を思いやる想像力にやや欠けるものの、決して付き合えないタイプの人間ではありません。

アスペルガーの人と上手に付き合うための秘訣は、その人の特徴をよく理解し程良い距離感を持って付き合うことです。