腹を括ることに関して皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか。
何か決断に迫られていて、一大決心をしたときによく使われる言葉です。
覚悟を決めて後には引けないといったような場合です。
具体的にどのような場合かいくつか例をあげてご紹介します。
1.大きな買い物をするとき
家や車、宝石など大きな買い物をするとき、皆さんはいかがでしょうか。
大金を使うわけですからおそらく相当な覚悟が必要です。
腹を括ることになります。
ものを見て即決するのはあまりオススメしません。
他にどのような商品があるのか、その商品を買ったときのメリット・デメリットは何かなど、
いろいろな情報を仕入れ、熟考した結果決めるという方法が失敗しない賢明な買い方なのではないでしょうか。
腹を括ることはそれくらい大変なことです。
落ち着いて考えましょう。
一大決心ですから普段の買い物とは訳が違います。
また、ギャンブルで大金を賭けるときも同様です。
賭けた後は取り返しがつきません。
まさに一大決心です。
2.継続していたものを辞めるとき
仕事や学校を辞めるとき、勇気がいりますよね。
腹を括ろうとしている証拠です。
ある程度継続していると、経験や知識が積み上げられているのでそれを崩してしまうことに勇気がいるわけです。
今いる環境から離れ、別の違った環境へ行かなければいけないという事情も絡んできます。
そのことが楽しみか憂鬱かは置いといて、これもまた一大決心な訳です。
それでも辞めるのかと自分に問う訳です。
色々な人に相談したり情報を手に入れたりすることで事前に心持ちを楽にしていきます。
もしかしたらこの段階で辞めない理由が見つかるかもしれません。
この場合も落ち着いてゆっくり考えましょう。
一度辞めてしまうと取り返しがつかないことになります。
3.人前で話すとき
人前で話をするとき皆さんは抵抗があるでしょうか。
緊張して頭が真っ白になったような経験はないでしょうか。
緊張しやすい人によっては大変重大なことになります。
深呼吸して、話す内容を何度も頭の中で繰り返して、意を決して発言に臨む訳です。
もちろん腹を括っています。
この場合も事前に話す内容を考えて準備するなどして気持ちを落ち着かせます。
内容によっては調べておかなければいけない場合もあるでしょう。
下準備が大きな支えとなります。
腹を括ることで、ある程度割り切ることができ、勇気が出てきます。
やるしかないと自分を奮い立たせるのです。
場数を踏むことで、だんだん慣れてきてそれほど重大なことではないように思えてくることも期待できます。
4.行動に移すとき
何か勇気を出して行動に移すような場合。
例えば、起業するとき。
受験に挑むとき。
引っ越しや就職するなど新しい環境に飛び込むとき。
前述した三つも該当します。
勇気を出して行動に出るような場合、人は腹を括っています。
決意を固めるわけです。
自分を鼓舞して目的達成のため、全身全霊をもって働きかけます。
かなり重大な印象を受けます。
後に引けない状況を自ら作り出し、自分をあえて追い込むためにも腹を括ることがあります。
目つきや表情も変わってくるはずです。
物事に取り組む姿勢や言動も変わっていきます。
本気になったなと周囲が感じるほどに腹を括るということは本人にとっては重要なことです。
いかがだったでしょうか。
以上のような具体例が顕著なのではないでしょうか。
腹を括ることは「けじめ」につながります。
自分を鼓舞して目的を達成させるための手段です。
額に鉢巻きを巻くようなイメージでしょうか。
闇雲にしていては意味がありません。
腹を括る前にちゃんと下準備をして臨む必要があります。