初めて会った人とでもすぐに打ち解けられる人がいます。
にこにこしながら相手に接し、相手に心を開くことができる人懐こい人を見て、
「私もあんなふうになりたい」と思っている人も少なくないでしょう。
人懐こい性格の人にはどんな特徴があるのか紹介します。
1.相手によって態度や接し方を変えることはない
人懐こい人をひとことで説明するなら「人間好き」ということになるでしょう。
自分から人に近づき、相手に心を開くのは、つまり、その相手と親しくなりたいと考えているからです。
だれでも、好きな人に対しては、そうした態度や接し方をするにちがいありません。
人懐こい人は、誰にでも友好的な態度を見せることができるのですが、
それはつまり、人間が好きなためであり、人間と交際することに喜びを感じているからにほかなりません。
もし身近に人懐こい人がいるなら、その人のことを観察してみてください。
「ある人に対してはフレンドリーに接するけれど、別の人には冷淡でよそよそししい態度を見せる」ということはないはずです。
人懐こい人も人間である以上、好き嫌いはあります。
しかし、相手がどんな人であれ、基本的に相手によって態度を変えることはなく、
誰とでも親しくなろうとするのが、人懐こい人の大きな特徴と言っていいでしょう。
2.自分のことを積極的に話す
人懐こい人の会話の特徴は2つあります。
1つは、自分のことを積極的に話そうとすること。
相手と親しくなりたいという気持ちが強いのが、人懐こい人の心理的特徴ですが、
相手と親しくなるためには、自分のことを知ってもらわなくてはなりません。
なんとなく波長が合って、出会ってから、まだほとんど話をしていない段階で親しみを感じることも、時にはあるでしょう。
しかし、多くの場合、お互いのことをある程度知っていく中で、親しい関係になっていくものです。
人懐こい人は多くの人と親しい関係を築いてきましたから、そのことを経験上知っています。
そのため、早い段階から、自分の生い立ちや家族構成、趣味、好きなこと苦手なこと、
長所や短所など、プロフィール積極的に披露して、相手に自分のことをわかってもらおうとします。
自慢話が好きな人も同じように自分のことを話したがりますが、人懐こい人は、
自慢して自分が満足するのが目的ではなく、あくまでも相手に自分のことを知ってもらうために自分の話をすると考えていいでしょう。
3.相手のことを知りたがる
人懐こい人の会話の特徴の2つ目は、相手のことを知りたがるということです。
前項で説明したように、自分のことを積極的に話すと同時に、相手のことも知りたがり、細かい質問をしてくるのです。
誰でも、好きになった人のことはなんでも知りたいと思うものでしょう。
どんな細かいことでも、その人に関する情報を手に入れたいと思うのが、好きな相手に対する自然な心理です。
最初にもお話しした通り、人懐こい人は「人間好き」ですから、相手に特別な好意を感じていなくても、
その人のことを知りたがると考えていいでしょう。
ですから、出会ってすぐの段階で、会話をする時、相手の好きなことや趣味、出身地、家族のこと、休日の過ごし方など、
かなりプライベートなことを含めて、相手に質問をします。
4.さみしがりやで甘えん坊
人懐こい人が嫌うのが「孤独」です。
どんな人にでも心を開き、親しくなろうとする背景には、「一人ぼっちでいるのはイヤ」という心理があると考えていいでしょう。
一人でいると不安を感じ、「誰かといっしょに過ごしたい」と考えます。
人と親しくなれると、その人に心理的に依存することも少なくありません。
親しくなった相手に対して甘えるところが、人懐こい人にはあります。
つまり、さみがりやで甘えん坊というのが、人懐こい人の特徴の一つと言っていいでしょう。
ここでは、人懐こい人に注目して、どんな特徴があるのか見てきました。
人懐こい人になりたいと思っている方、身近にいる人懐こい人のことをよく知りたいと思っている方は、参考になさってください。