夫婦関係がうまくいかないのは、生活する上での大きな悩みとなります。
お子さんがいる場合、両親の不仲はお子さんにも影響してしまいます。
夫婦関係がうまくいかないことには、どんな理由があるのでしょうか。
また、良好な関係を築いていくためには、どのような方法があるでしょうか。
1.家事や育児を手伝ってくれない
主に奥さんが思う理由です。
家事や育児は、女性がやらなければならないものではありません。
旦那さんが仕事で忙しいからといって、すべてまかせっきりにしていては、奥さんの負担が重くなってしまいます。
家庭の仕事は女性がやる、というのは、古い考えです。
家庭での仕事の分担は、夫婦関係においては重要です。
この場合、夫婦間での話し合いが大切です。
今後も夫婦として生活していきたいのであれば、しっかり自分の意見を話し、相手の意見も聞きましょう。
2.価値観が合わない
夫婦間で価値観が合わないことは、関係を悪化させる大きな原因となります。
一緒に生活している中で、お互いに意見の食い違う場合があります。
話し合って、理解したり、時には譲ることは大切です。
ですが、話し合っていく中で、相手の価値観を理解できない部分も出てくるでしょう。
それがあなたにとって、どうしても譲れない部分だったらどうでしょうか。
料理の味や、ちょっとした家事や育児への意見だったら、お互いにカバーすることもできるでしょう。
どうしても納得できなかったり、自分との大きな差を感じると、相手の行動を理解できずに、つい怒ってしまうこともあります。
また、価値観が合わないことで、どちらかが無理をして我慢していたら、それはストレスになります。
そんな生活は続きませんよね。
こういった場合、2人での適切な距離感を保つことが必要です。
お互いの価値観について干渉しないことは必要ですが、我慢だけはしないようにしましょう。
3.思いやりがない
家事や育児をまかせっきりにすることや、価値観について話し合う際に考えたいのが、相手への思いやりです。
家事や育児が大変な奥さんへの思いやりがあれば、手伝おうとしますよね。
お互いの意見が衝突して話し合ったとして、相手の意見を頑なに受け入れないことはありませんか?他人なのですから、意見が食い違っても、価値観が多少違っていても当たり前です。
「自分の意見が正しい」「相手の意見はすべて切り捨てる」そういった行動は、相手への思いやりのある行動とは言えません。
相手への思いやりを持って接することで、家事や育児の問題、価値観の問題を解決できる可能性があります。
相手と話し合う時は、自分の意見を我慢せず伝えることは大切ですが、思いやりをもった発言、行動を心がけましょう。
4.自分勝手な考え
家事や育児が大変だと考えているあなた。
相手の仕事の大変さを考えていますか?家事や育児をまかせっきりのあなた。
相手の家事や育児の負担を考えていますか?相手の価値観を否定するあなた。
自分の意見が正しいのだから、と意見を無理やり貫いてはいませんか?夫婦間での自分勝手な発言や行動は、関係を悪化させます。
片方が自分勝手に物事を進めると、もう片方は我慢してついていくしかできません。
我慢することは、ストレスになります。
また、自分の意見を聞いてもらえなかった、という経験から、今後も我慢し続けたり、自分の意見を伝えられなくなってしまいます。
それではまた意見の食い違いが起きてしまいます。
2人で生活をしていくのですから、お互いの意見を尊重しましょう。
5.意思の疎通ができていない
夫婦であれば、これまで付き合ってきて、同棲をしたり、一緒にいる時間が長いですよね。
一緒にいる時間が長いということは、お互いのことを知れるというメリットがあります。
「言わなくてもわかってくれる、うれしい」これはとてもいいことですが、逆に「言わなくてもわかってくれるから、言わなくていい」と思ってしまうこともあります。
一緒にいる時間が長いからといって、言わなくてもすべてをわかってくれるわけではありません。
大切なことは、しっかり口で伝えましょう。
そのため、伝えてもいないのに「なんでわかってくれないんだ」「なんで察せないんだ」と、一人で感じることはNGです。
思ったことはしっかり伝えましょう。
6.子どもができたから
これまでは奥さんと旦那さんでも、子どもができると、突然母親と父親になってしまいます。
2人きりだと、デートをしたり、おでかけを自由にしたり、お互いに愛情を確かめることもできます。
しかし、子どもができるとどうでしょうか。
間に子どもがいることで、愛情をこれまでのように感じられなくなった、という夫婦もいるでしょう。
子どもができたことでこれまでの夫婦関係が変わってしまうのは、よくあることです。
特に男性が女性に魅力を感じなくなったり、愛情不足を感じることが多いでしょう。
それが家事や育児をまかせっきりになってしまう理由かもしれません。
こういった場合は、お互いの愛情が冷めていないことを再確認する必要があります。
むしろ、子どもができて「二人で守る」対象ができたのですから、力を合わせて育てていかないといけません。
また、夫婦関係が悪いことは、子どもはすぐに察知して、気を遣ったり、空気を読んだりします。
それは子どもにとっては大きなストレスになってしまいます。
夫婦関係がうまくいかないと悩んでいる方へ
夫婦関係がうまくいかない原因と、解決法についてご紹介しました。
今後もよりよい関係で夫婦として生活していきたいのであれば、もう一度関係性を見直す必要があります。
しかし、我慢して夫婦関係を続ける必要もありません。
いくら話し合っても解決しないのなら、離婚も視野に入れて考えましょう。
あなたにとって、最善の策を選んでくださいね。