目の開き方をふつうの状態よりも狭くして、目が少し開いたような形にすることを、目を細くすると言います。
人間は誰にでも目を細くすることがあるものです。
では、目を細くする人にはどんな特徴があるのか、どんな時に人は目を細くするのかご紹介しましょう。
1.かわいいものや微笑ましいシーンを目にした
例えば、親子4人で休日に公園に来ているとします。
2人の幼い子供たちが楽しげに遊び回っているのを近くで見ている親が、
思わず目を細くしてそのようすを見守るということがあるでしょう。
あるいは、上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんの姿をテレビで見て、思わず目を細くした人もたくさんいるに違いありません。
かわいい孫が発表会でダンスを披露している姿を見れば、おじいちゃん、おばあちゃんは目を細めてしまうものです。
このように、何かかわいいものを見ると、人は自然に目を細めるものです。
目を細くする人には、つまり、なにかかわいいものや、
微笑ましく感じられるシーンを目の当たりにしているという特徴があるということができるでしょう。
2.うれしいことがあった
何かうれしいことがあった時の、人間の目の表情は主に2種類あります。
1つは、目を大きく見開くという表情で、これは、その出来事に驚き喜んでいるケースでの目の表情ということになるでしょう。
例えば、受験の合格を知った時や、チームスポーツで大逆転して勝利した時など、
その驚きから目を大きく見開いて、喜びを最大限に表現するわけです。
うれしい時の2つ目の目の表情が「細くする」というものです。
例えば、営業マンが新しい契約を取れたとしましょう。
すでに契約をしてくれることは決定していて、「いよいよ今日は本契約」という状況だったとします。
そして、無事に本契約が成立したあと、一人になった営業マンがその契約書を見返して、目を細くするということがよくあります。
彼はどうして目を細くしたのか、それは、契約を取れたことをしみじみうれしく感じているからです。
このように、驚きをともなわないケースで喜びを感じた時に、人は目を細くするものです。
目を細くする人には、「うれしいことがあった」という特徴もあるわけです。
3.おししいものを食べた
だれかと一緒に食事をした時、向かい合って食べている相手が、料理を一口食べたあと、目を細める表情になることがあるでしょう。
思わず目を細めたその人は、その次の瞬間「おいしい」という内容の感想を口にするに違いありません。
そして、自分も同じように「おいしい」と感じたなら、おそらく自分も無意識のうちに同じような目の表情をしていると考えていいでしょう。
人間は、そのように、なにかおいしいものを口にした時、好物の食べ物を食べた時に、思わず目を細くした表情になるものです。
4.対象物をよく見ようとしている
「微笑ましい」「うれしい」「おいしい」というように、何かの理由で心が動かされた時に、
人は目を細くするものですが、特に心が動いたわけでもないのに、目を細くすることもあります。
それは「対象物をよく見ようとする」というケースです。
特に視力の弱い人は、細かい字を読もうとするときに、目を細くするということが日常的によくあるでしょう。
視力が悪くなくても、その物をもっとじっくり、よく見ようとして、目を細くするということもあります。
目を細めると、瞳孔に入ってくる光の量が普段よりも絞られますから、実際にピントが合いやすくなるものです。
視力の弱い人を始め、多くの人は経験上そのことを知っているため、
何かをよく見たいと思った時に、目を細くすることが少なくありません。
これも、目を細くする人の特徴の一つと言っていいでしょう。
目を細くする人の特徴、どんなシーンで人は目を細くするのかについて、主なものを4種類見てきました。
目を細めている人は、どんな理由でそういう表情をしているのかを知るための参考になさってください。