人間誰しも、どんな場面においても度胸がもてる人というのはそう多くはないでしょう。
しかし、何をするにおいてもまったく度胸がない人というのも存在します。
彼らにはどのような特徴がみられるか、考察していきましょう。
1.自分に自信がない
度胸がない人は一般的に自分に自信がありません。
なぜなら自信があれば、度胸はそれを土台としてある程度は湧いてくるものだからです。
自分に自信がないため、何をするにも億劫になってしまい、前に進めないのです。
例えば、ある仕事を任されたとき、度胸のない人は自分に十分な自信が備わっていないため、全責任を自分一人でとる自信がありません。
このため、結果的には他者に頼る傾向が出てしまいます。
度胸がないがゆえに、最悪の事態に備え一種の逃げ道を見つけておき、万一問題が起きたとしても自分が全責任を負うことを避けようとします。
2.先読みしすぎる癖がある
ある程度計画し、物事を実行に移すことは決して悪いことではありません。
しかし、この過程があまりにも慎重になり過ぎると問題が起こります。
つまり、頭が回りすぎてなんでもかんでも物事を先読みし過ぎてしまうため、実行に移すために必要な度胸にまで至らないというケースに陥ります。
予測はあくまでも予測でしかすぎないのですが、度胸のない人はその予測が絶対に正しいという間違った思い込みで頭がいっぱいになってしまいます。
それゆえ、一歩踏み出すことにためらいを感じてしまうのは自然な流れと言えるでしょう。
度胸などもちろん伴わず、最終的には何も実行せずに終わるという結果だけが待っていることになります。
3.他人の目を気にしすぎる
自分という人間は「人からどう見られているかで決定される」と思う人は多いかもしれません。
しかし、他人の目を極端に気にするタイプの人は、自分の考えや思い以前に他人の視点が自分の感情に入り込んでしまうため、勇気をもって自分を貫くことができません。
言い換えると、他人の視点を無視してまでも自分を信じて突き進む度胸というものがもてないのです。
このタイプの人は、常にビクビクしている傾向があり、劣等感も人一倍大きい人と言えるでしょう。
とにかく何を決定するに置いても、優先順位のトップは自分の意見ではなく他人の意見です。
こんな状態では度胸なんてつくはずがないのは明らかでしょう。
4.柔軟性にかける
そもそも度胸なんて最初からつくものではないのです。
自分の枠を超えて挑戦してみることで少しずつ度胸が伴ってくると考えたほうが賢明でしょう。
しかし、度胸のない人は自分の枠を超えて挑戦することをひどく嫌います。
見えないものに挑戦する、ということ自体がまず考えられないのです。
これは、生きる上での柔軟性に欠けているとも捉えることができます。
柔軟な人間であればあるほど、様々な人生の波に立ち向かう度胸が出てくるものです。
彼らは自分が“できるかできないか”ということを考える以前に「1に行動、2に結果」というサイクルで動くのです。
あくまでも後悔が出るのは結果の過程にまで辿りついてからです。
とても人生を柔軟な視点で捉えているのがわかりますね。
しかし、このような柔軟な視点は度胸のない人にはまずみられることがないでしょう。
いかがでしたか。
「度胸のない人」にはどのような特徴があるかをみてきました。
もしあなたが度胸がなくて悩んでいるのであれば、ぜひ上記特徴を一つずつでも取り除くことから実行してみてはいかがでしょうか。
「言うは易く行うは難し」ですが、まずはなんでも行動することが大切なのではないでしょうか。
度胸がつけば人生もきっと今以上に楽しくなることでしょう。