見て見ぬふりをする人の心理

最終更新日:2017年7月27日

あなたはこれまでに、見て見ぬふりをしたことはありますか。

手伝いたくても手を貸す勇気がでなかったり、助けてあげたくても間に入いるのが恐かったり、

様々な状況の中で見て見ぬふりをしてしまうことはありますよね。

では、見て見るぬりをする人には、どのような特徴があるのでしょうか。

1.トラブルに巻き込まれるのが恐い

見て見ぬふりをしてしまう状況というのは、誰かに困った問題が生じている時です。

そんな時、助けてあげようとすると自分までトラブルに巻き込まれてしまいます。

見て見るぬりをする人は、できるだけトラブルに係りたくないと思っている人です。

そして、通り過ぎてしまってから、トラブルには巻き込まれなかったけど、

これで良かったのかとモヤモヤした気持ちになることもあるでしょう。

巻き込まれたくないという恐怖心に打ち勝ち、一歩踏み出す勇気を持つことも大切でしょう。

ですが、自分もトラブルに巻き込まれて状況がさらにひどくなる危険もあります。

ケンカの仲裁や事件、事故など危険な場合には、自分の安全を確保できるかきちんと判断するよう注意しなければならないでしょう。

2.勇気がない

誰かが困っていて助けが必要な場面では、助けてあげたい気持ちはあるのですが、あと一歩の勇気が出ない場合が多いです。

見て見ぬふりをする人は、あと一歩の勇気が出ない人が多いでしょう。

困っている人がいるのに、大多数の人がそのまま通り過ぎていく状況で、自分一人がその人を助けるのは、

周りからジロジロ見られる恥ずかしさがあったり、偽善者のように思われるのが嫌だったり、いろいろな感情が交錯して勇気がいります。

助けてあげたい気持ちがあるのであれば、周囲からどう見られるかは関係ありません。

後で後悔しない為にも、助けてあげたい優しい気持ちを優先させ、一歩前に出る勇気を持ちましょう。

3.余計な時間を使いたくない

誰かが困っている状況を目撃したにも関わらず見て見ぬふりをして通り過ぎて行く人は、

その問題にかかわって余計な時間を使いたくないと思っている人が多いです。

日本人はいつも時間に追われていて忙しそうにしている人が多いですよね。

横断歩道を急ぎ足で渡ったり、赤信号を無視して通ったり、

スーパーの列に並んでいて店員が遅いとイライラしたり、時間に追われて行動するような人が多いです。

せっかちなのは、真面目で誠実なことが原因でしょうが、もう少し大らかさがあってもいいのではないでしょうか。

困っている人がいたら、その人の話しを聞いてあげて助けてあげるぐらいの時間はあるはずです。

困っている人を見過ごして、急いで通り過ぎていかなくてもいいいのではないでしょうか。

4.周囲に流されやすい

困っている人がいるのに見て見ぬふりをする人は、大多数の人が通り過ぎているから、

その流れで自分もそのまま通り過ぎていくことが多いです。

周りが知らないふりをしているから自分もそうしようと、自分自身できちんと判断して行動を起こしていないのです。

周囲がどのような対応をしていたとしても、自分はどうしたいと思っているのか、一度立ち止まって考えることが大切でしょう。

「誰も助けてないのに自分だけ目立ちたくない」「誰かが助けてくれるだろう」と、

大多数の中に紛れて知らないそぶりをしてしまっているのです。

大多数がいることで、人を助ける責任感が薄れてしまった状態です。

誰かがするだろうと傍観者でいては、誰の手助けもすることができません。

もし、自分が同じような状況に陥った時にどう思うでしょうか。

いかがでしたか。

見て見ぬふりをする人は、トラブルに巻き込まれるのが恐い人や、一歩前に出る勇気を持っていない人です。

余計な時間を割きたくないという理由で、見て見ぬふりをして通り過ぎて行く人もいます。

大多数の人が知らんぷりしていくので、周囲に流されて自分も見て見ぬふりをしてしまう場合もあります。

自分が困っている時に、周りにたくさんいるにもかかわらず誰も助けてくれなかったらどう思いますか。

困っている人を助ける行為は勇気がいるものですが、「誰かが助けるだろう」ではなく、

「私が助けてあげよう」と自然と行動を起せるようになりたいものです。