泣きじゃくる人の特徴5個

最終更新日:2017年5月25日

声を出してしゃくりあげるように泣く人がいます。

子どものころは多くの人がそういう泣き方をしたことがあるでしょう。

しかし、大人になればふつうはそんな泣き方はしないものです。

では、どうして泣きじゃくる人がいるのか、泣きじゃくる人の心理的特徴を見ていくことにしましょう。

1.羞恥心がない

子どもならともかく、大人が泣きじゃくっている姿というのは、傍から見れば大変に見苦しいものです。

人が泣きじゃくってるのを見て「みっともない」と思った経験がある人は少なくないでしょう。

ふつうの人はそうした経験から、「自分はあんなみっともない泣き方をするのはやめよう」と考えます。

大人になってからも、時には号泣したくなるようなできごともあるでしょうが、

羞恥心から、みっともない泣き方をしないようにするわけです。

泣きじゃくる人は、そうした羞恥心が欠如していると考えていいでしょう。

人からみっともないと思われようがおかまいなしに、人前で大泣きします。

そこには、「人にどう思われてもかまわない」という心理があります。

つまり、羞恥心がないというのが、泣きじゃくる人の心理的特徴ということになるでしょう。

2.自分を客観視できない

自分がみっともない姿をしていることに気がついていないというのも、泣きじゃくる人の特徴です。

感情が高まって思わず泣いてしまうということは、大人にもあります。

しかし、多くの大人は、泣いている自分の姿を客観視して、

人に笑われるような泣き方はしないようにするものです。

ところが、泣きじゃくる人は100%主観だけになっていて、

自分が今どんな姿をしているのか、どんな泣き方をしているのかを、まったく自覚していません。

自分が今泣きじゃくっているということに気がついていないのです。

自分をまったく客観視できないために、みっともない泣き方をしてしまうというのが、

泣きじゃくる人の特徴の一つと言っていいでしょう。

3.感情をコントロールできない

子どもが泣きじゃくるのは、感情をコントロールする力が身に着いていないための考えていいでしょう。

感情をそのままストレートに表に出すのが、子どもというものです。

人間は成長するにしたがって、だんだん自分の感情をコントロールできるようになっていきます。

例えば心の中にきわめて大きな悲しみがあったとしても、

それをそっくりそのまま表には出さず、半分ぐらいにセーブして表現するのが大人というものでしょう。

泣くことはあっても、大人は悲しいとか辛いという感情をコントロールし、表現をセーブできるわけです。

泣きじゃくる人にはそれができません。

子どもと同じように、心の中にある悲しみや辛さをそのままストレートにすべて表に出してしまいます。

その点で、幼児性が強いというのも、泣きじゃくる人の特徴ということになるでしょう。

4.人から同情してもらいたい

泣きじゃくる人を見て同情する人も少なくありません。

しくしく泣いている人よりも、大泣きしている人の方が、

人の目を集めやすく、慰めの言葉をかけてもらいやすくなるでしょう。

泣きじゃくる人には、それを狙っているという特徴もあります。

つまり、わざと大げさに泣いて見せることで、人から同情してもらおうとしているわけです。

人の関心を引きたい人、承認欲求が強い人、いわゆる「かまってちゃん」が、

意識的に泣きじゃくってみせることがあります。

5.ストレスが溜まっている

「泣いたら気分がすっきりした」という経験のある人は少なくないでしょう。

笑うことと同様、泣くことにも気分をすっきりさせる効果、ストレスを軽減、解消する働きがあります。

静かにしくしく泣くよりも、大泣きしたほうがその効果も大きいに違いありません。

そのことを経験上知っていて、泣きじゃくる人もいます。

ストレスが溜まっていることを実感していて、気持ちをすっきりさせたいと思って大泣きするわけです。

大人になっても人前で泣きじゃくる人について、ここでは心理面に注目して、5つの特徴を紹介しました。

泣きじゃくる人を見て「理解できない」と感じた方は、その心理を知るための参考になさってください。