依存体質から抜け出す改善方法4個

最終更新日:2016年4月24日

依存体質を改善することは並大抵の努力では出来ません。

一般的に人が依存してしまう対象としてはアルコール、ニコチン、覚醒剤、ヘロインなどが広く知られた依存物質です。

他にも離脱症状がいわゆる禁断症状のレベルに達する精神科医師の処方する薬も依存を引き起こします。

今回はそんな依存体質に陥ってしまった際の改善方法についてご紹介します。

1.依存対象との距離を置く

身近に依存する対象があればすぐに手をだしてしまうのが依存体質であり、これは気の持ち様だけではどうしようもありません。

距離を置くなら対象物を見える所に置かない。

隠すだけでなく廃棄し瓶などの容器も残さない。

酒が依存対象であれば酒場に近付かない。

酒だけの付き合いは全て断る。

立場上出席が必要な酒席には断酒している事を明確に告げて了解を得られなければ参加出来ませんと条件を提示する。

これくらいの強い意志表示は依存体質から抜け出すために必要不可欠となります。

2.家族の理解と協力

寝食を共にする家族がいるならば、家族の協力無しに依存体質を改善する事は不可能です。

依存の原因が何であれその依存が引き起こす問題はに同居家族が最も大きな影響を受けます。

その家族の理解と協力は依存体質を改善するために必要不可欠となります。

万が一、依存の大元が家族であれば家族の縁を切るかどうか、真剣に話し合う必要があります。

依存体質の当事者が未成年であり保護者に意見を言っても聞き入れられない場合には、医療機関などを通じて行政に保護を求めましょう。

3.依存体質を改善する仲間をつくる

家族の理解と協力が得られてもそれだけでは不十分です。

家族は往々にして依存体質の恐さを知っていても依存に至った魅力が理解出来ません。

だからこそ過去に依存経験のある仲間をつくる事が大切です。

依存体質は程度の差があれ病気です。

依存体質になった人には精神的要素と肉体的要素の両面に依存対象が根深く入り込みます。

これを目に見えるところで切り捨てる事に成功しても、新たな苦難に直面した時には依存対象への渇望が本人の中から出てしまいます。

断酒に成功していた人が飛行機にのる恐怖を克服しようとしていた時に機内サービスで飲酒を再開してしまうと云う事例があります。

心理状態が大きく変わった時にも、何らかの支えとなる存在が必要です。

それは依存対象の悪魔的魅力を知り、ともにその誘惑と闘う仲間の存在です。

4.依存仲間と別れる

依存体質を改善しようとするならば同じ志しを持つのが仲間であり、

依存体質に引き戻そうとする元の仲間は理解と協力が約束されない限り縁を切るしかありません。

昔楽しい時間を共有し笑い合った過去等も忘れられないにしても忘れようとする事です。

忘れる為にも冷めている時に一度、徹底的に思い出して依存に関わった人と本人との関わりを書き出して分析する事が有効です。

醒めた時間に依存した時空を共有した人々を思い返すと誘う側の人の多くが誘う事で利益を得る人です。

その利益は単なる売上げに留まりません。

重要な情報を取り扱う仕事をしている人には情報を引き出す為に手練手管で近付く人もいます。

身体的接触が目的の場合もあるでしょう。

依存していた空間での話しを分析し不純な動機が判れば人間関係を見直す強い動機が得られます。

具体的な問題が絞れなくても、体質改善の妨げになる人間関係を維持発展させる事は依存への逆戻りに繋がりので、離れるしかありません。

依存体質で得られるのは一時の快楽とそれ以外の喪失感といら立ちと経済的破綻や社会的立場の喪失など様々あります。

しかしそれを本当に実感出来るのは依存体質を改善できた時です。

体質改善は誘惑のない環境に行かない限り何年も続く闘いになります。

強い意思を持つことが何よりも大事です。