自己肯定感は幼いころからの家庭環境や親の育て方叱り方、褒め方からも大変影響が大きいものです。
低いよりも高い方が自信という点で不安感が少なく社会に適応しやすいので、
育児中の方はぜひ肯定感を高める接し方をすることで、子供の自信へと大きくつながります。
1.意識しすぎたり人と比べることをあまりしない
なかなか難しいことではありますが、勉強、バイト、成績、仕事、育児、さまざまな環境において
人とどうしても比べてばかりの人がいますが、比べることとというのは自分に自信がもてなくて、
これでいいんだという確信や自分を認めている気持ちがすくないので、自己肯定感の低さがうかがえます。
人はすぐにそのクセを治すことは難しいですが、心のどこかで人は人、
自分は自分という思いをしっかりもって、何かあせる気持ちに駆り立てられるときも
深呼吸をして落ち着いてみるということで、自分が何がしたい、どんなことを望んでいるかというところがちょっとずつ見えてきます。
人と比べても、ついてくる結果は自己の結果なので、そのとき自分ができることを一生懸命徹することが大切です。
2.あなたがもし子育て中や指導する立場の人であったら
気をつけたいのは、自分の子育てにおいても、子供は自分の所有物ではないので、
個々の性格、ペース、好きなこと、苦手なことはみんな違います。
そこをいかに尊重して子供と向き合えるかとても重要です。
自分の子となると力が入ったり、親の考えを押し付けてしまいがちなのですが
それは子供を息苦しくさせ、自己肯定感が育ちにくい環境です。
親は失敗も色々な経験もさせて親のレールに乗せず、子供を見守り、サポートする業に励むと
子供は自分の経験から色々な感情が湧いたり、次は失敗しないようにどうしたらよいかを考えるようになるものです。
そこで成功体験を得ることで自己評価が高まり、自信もつき、肯定する感情が育まれていきます。
こうでなければならないという押し付けは、自分にとっても相手にとってもちょっと厄介なしがらみで肯定することとはかけはなれています。
自分をみとめられる環境をつくってほめてあげること、これも必要な要素です。
こどもは幼いころにほめられたことを忘れないものです。
褒めて育てるというのは心を豊かにします。
3.自己肯定感を高めるために趣味をもつのもよい
子供でも大人でも自分の好きな分野があると、得意な気持ちになれ心も満たされ、
それに没頭しているときはプラスの感情がたくさんでてきます。
自己肯定を低くするのはマイナス感情が大きいときなので、自分はできない、
だめだと思わない環境を生活にたくさん取り入れることでプラスの感情が優位に働き、
自分は好きなことはこんなにできる、これをしているときは幸せ、満たされる、と自分をどんどんプラスに変えることができます。
趣味なら人との比較もせずに自分を認められて色々なことを考えたり工夫したり探りたいと感情も湧いてくるので活力になります。
心のバランスがよいときは人間は、穏やかになれ視野もひろくなれたり、人に対してもおもいやりももてます。
こういった感情はまず自分をみとめたうえで備わる感情なので好きなことをして暮らすというのは、心を育てるよい環境です。
自己肯定感は環境によって高めることができます。
子供のころ培った肯定感は社会に出て仕事や子育てにおいても自信につながるので、
人と比較しないで自分は自分という芯の強さとして現れます。
子供にもぶれない心を身に着けたい人は、色々なことを経験させてあげて、色々な感情をあじわう、
そして結果がどう結ぶつくか、失敗はつぎにどういかせるのかを自分で考えさせ、
失敗を責めたり、親の意見をおしつけたりせず見守る子育てで学んでいくものです。
自己肯定感の高さは心の不安定を解消する、自分を信じてまもるという良い感情なので、
なにごともチャレンジしたくなる精神にも大いににつながります。