意地が悪い人の心理4個

最終更新日:2016年11月9日

世の中には「意地が悪い人」が存在します。

「あの人はなんであんなに意地が悪いんだろう」と感じる人が、身近にいるケースも少なくないでしょう。

今回は、意地が悪い人について、どんな特徴があるのか、主に心理的特徴についてご紹介しましょう。

1.コンプレックスがあり、相手より優位に立とうとする

意地が悪い人の心理的特徴として、まずあげられるのが、「何らかのコンプレックスを持っている」ということです。

コンプレックスがあると同時に、人一倍強い自己愛があるために、なんとか自分の優位性を示そうとします。

優位性を示す対象は「相手」と「自分自身」です。

意地悪をするということは、自分がイニシアティブを握って、自分の意志にもとづいて相手を攻撃することにほかなりません。

つまり、「イニシアティブをもって攻撃する」ということが、優位性の主張になるわけです。

それを人に示して、支配欲を満足させると同時に、自分自身にも示すことで、自己愛を満足させていると考えていいでしょう。

「自分が優位に立っている」とうことを、自分に認識させて満足しているわけです。

2.ターゲットを決めて意地悪をする

どんなに意地が悪い人でも、すべての人に同じように意地悪するということはありません。

例えば、意地悪な会社員が、相手が会社の上層部の人でも、あるいは社長相手であっても意地の悪いことをするということはありえないでしょう。

そんなことをすれば、組織の中で生きていくことはできません。

意地の悪い人は、つまり、自分に損にならない範囲で意地悪をします。

ですから、意地悪をする相手は、自分より立場の低い人や力の弱い人に限定されると考えていいでしょう。

例えば、部下が直属の上司に意地悪をすることはあります。

ただし、その場合でも、年齢的に自分の方が上で、部署内で上司よりも強い力をもっているというケースがほとんどです。

相手が自分よりも弱いとわかっているからこそ、安心して意地悪をすることができると考えていいでしょう。

そして、相手が自分よりも強い立場の場合は、人が変わったようにやさしい顔を見せ、

ごまをすったりするのが、意地が悪い人に見られる傾向です。

3.ストレスやフラストレーションが溜まっている

意地が悪い人は、精神的にサディスティックな傾向の持ち主と言っていいでしょう。

意地悪をして、相手が困ったり、不快な思いをしたりしているのを見て、内心喜んでいるわけです。

では、なぜ、そんな気持ちになれるのか。

それは、意地悪をすることで、ストレス解消をしているからです。

意地が悪い人には、表に出せないストレスやフラストレーションが溜まっていますが、それを自分の中で上手に処理することができません。

それで、人に意地悪をして、「いい気味」と思うことでストレスを発散し、フラストレーションを解消しています。

意地が悪い人が、意地悪をしたあとで、しばしばほくそえむような皮肉な笑みをこぼすのは、

心の中で感じているそうした爽快感の表れと考えていいでしょう。

4.臆病で傷つきやすい

意地が悪い人は、自分に自信がなく、臆病な一面をもっています。

先ほど、意地悪は攻撃的な行動と説明しましたが、人を攻撃することは得意でも、人から攻撃されることは、大変に嫌い怖れます。

ですから、意地悪をした相手が強く反発したり、逆に人から意地悪をされると、人一倍深く傷ついてしまいます。

「意地が悪い人は、意地悪されることに弱い」という心理的特徴をもっているということになるでしょう。

いかがでしたか

意地が悪い人に共通してみられる特徴を、心理面中心に見てきました。

あなたの隣にいるかもしれない意地悪な人を知るための参考になさってください。

また、人間は、自分で気づかないうちに、人に意地悪をしてしまうこともあります。

それを避けるためにセルフチェックするのもいいでしょう。