自虐的な人は、無意識的に自分を卑下する言動が癖になってしまっており、
「自信がない人」という印象を付けられてしまいがちです。
そんな自虐的な人の具体的な特徴について紹介します。
【特徴・方法】
1.何でもネガティブに考えてしまう癖がある
自虐的な人は、自分の身に起きること全てを、何でもネガティブに捉えてしまうという癖があります。
しかも、長年このような考え方で生きてきたため、ネガティブさが染みついてしまっており、
思考のベクトルの方向が無意識的にネガティブな方向へと行ってしまっているのです。
自分にとって良くないことが起きた時はもちろんですが、良いことが起きた時であっても、
「こんなものはまぐれだから」「本当は自分なんて幸せを受け取る価値はない」などと考えてしまいます。
そして、そのことをそのまま口に出してしまうため、周りの人からは
「後ろ向きな考えから抜け出せない人」という印象をつけられてしまいます。
2.人から嫌われることを極度に恐れている
自虐的な人が自分を卑下してしまうという背景には、「人から嫌われたくない」という強い思いがあります。
自意識過剰な人や、すぐに有頂天になってしまう人は、他の人から妬まれたり、
嫌われたりしてしまうため、彼らは「自分は絶対にそのような人間にはなりたくない」と考えているのです。
なので、手っ取り早く自分を卑下しておけば、誰からも嫌われることはないと考え、
ついつい人前で自分を貶めてしまいます。
しかし現実には、「自分にとっての良いこと・嬉しいことを素直に喜べない人」という印象を
付けられてしまうことも少なくありません。
人から嫌われたくなくて自分を卑下しているのに、逆に好感度を落としてしまう結果になったりしてしまいます。
3.自虐的な発言をすることで、人にかまってもらいたいと思っている
自虐的な人は、あえて自分をネタにした自虐的な発言を人前で繰り返すことで、
人から笑ってもらいたいと考えている時もあります。
彼らは、自虐的なギャグが多くの人からの笑いを取れるということを知っているため、
あえてそれを行って、多くの人からの笑いを集めたいと思っているのです。
この行為の裏側には、「人からかまってもらいたい」という彼らの願望が隠されています。
彼らは寂しがり屋なところがあり、人から全く相手にされないというシチュエーションを嫌います。
そのため、何とか自分に目を向けてほしくて、わざと自虐的な発言を人前で繰り返してしまいます。
人から笑われても馬鹿にされてもいいから、自分に目を向けてほしいという寂しさを常に心に抱えているのが、
自虐的な人の本質でもあります。
4.自虐的な言葉を言い訳にして、つらい現実から逃げようとする傾向がある
自虐的な人の口癖は、「どうせ自分なんて」です。
何かつらいことが起きた時や、自分の思い通りにいかない時など、
「どうせ自分はダメな人間だから」という自虐的な発言をここぞとばかり繰り返します。
このような言い訳を周りに繰り返し、つらいことや嫌なことから何とかして目をそらそうとします。
この行動には、「どうせもともとダメな人間なんだから、うまくいかなくても大目に見てくれるだろう」という
彼らの甘えが隠されています。
努力して、今の状況を少しでも良くしようなどという考えは、彼らにはありません。
このように、自虐的な言い訳で人に甘え、自分で何かを切り開くという姿勢が全く見られないため、
最終的には信用を失う結果になります。
自虐的な人は、自分に自信を持っていないということが大きな特徴です。
しかし、自信をつけるために努力するのは嫌なので、
何とかして言い訳して現実から目を背けようとする心理があります。
そのため、周りの人から信頼されなくなってしまいます。
ついつい「どうせ自分なんて」が口癖になってしまっていたら、
まずはその口癖だけでも意識して直すようにしたいものです。