相手の態度が冷たいと「嫌われているのではないか?」と不安になりますよね。
実に、そういう時は必ずしも嫌われているとは限らず、その理由は多岐にわたります。
自分に問題があることももちろんありますが、相手サイドに問題があるケースもあります。
今回のコラムでは、相手の態度が冷たい理由を探っていきましょう。
1.相手に時間的、体力的、精神的に余裕がない
相手に余裕がなくてそっけない態度になってしまうことがあります。
相手が時間に追われている時は、あなたが嫌いでなかったとしても余裕のなさや焦りが態度に現れてしまいます。
仕事中に忙しい時に声をかけられ、嫌いな相手でもないのについ冷たく接してしまった。
あなたにもそんな経験はありませんか?寝不足だったり体調が悪かったり、ストレスを抱えていたりすると、注意力が散漫になったりイライラしたりして冷たい対応になってしまいます。
学生時代、朝に母親から起こされてつい怒ってしまったことはありませんか?悩みを抱えている時、友達にきつく接してしまった覚えはありませんか?嫌われていなくても、相手サイドに余裕がないことで態度が冷たくなることもあります。
逆に、あなた自身に余裕がない時にそっけない態度をとることで相手に「嫌っている」と誤解されてしまうこともあるので、疲れていたり悩みを抱えている時こそ人との接し方を見直してみても良いでしょう。
2.あなたとどう接して良いかわからなくなっている
様々な理由で、あなたとの接し方に戸惑っている可能性があります。
例えば、周りの人の影響を受けている場合。
あなたに関する悪い噂を聞いたり、そそのかされたりしたことで疑心暗鬼になっていると対応が冷たくなってしまうことがあります。
あなたに罪悪感を感じている場合も、気まずさや申し訳なさからそっけなくなってしまうことがあります。
3.相手側が、あなたに嫌われたと思い込んでいる
何らかのきっかけで「嫌われた」と相手側が思い込んでしまうことで、自ら距離をとってしまうケースもあります。
直接口に出して言われると傷ついてしまうため「嫌われた」と確定する前に自然と相手を避けてしまいます。
このパターンだと、自己防衛のために「嫌いだ」と自分に言い聞かせてしまうことで余計に相手との溝ができてしまうこともあります。
このパターンの場合、相手がいつからそっけなくなったかを思い出してみると良いでしょう。
明らかに何かの出来事がきっかけになっている場合もありますが、元の原因を探っていくと「自分に余裕がなくて冷たく接したせいで嫌われたと誤解してしまった」というケースもあります。
4.相性が悪い
嫌いとまでは言わなくても、相性の問題でそっけなくなってしまうことがあります。
性格や価値観が合わず一緒にいてもしっくりこない、気疲れしてしまいます。
そんな理由で、距離を置きたくなることから冷たい態度になってしまいます。
誰でも一緒にいて楽しい、気兼ねなく過ごせる相手といたいですよね。
合わない人とも努力次第で多少は合わせることができますが、生まれ持った性格の相性が悪すぎると「疲れる人」となってしまい、一緒にいても居心地が悪いために距離を置かれてしまいます。
5.本当に嫌われている
悲しいですが、このケースもあるのが現実です。
この場合、嫌われている理由は複数の可能性があります。
小さな不満が積み重なって爆発してしまったケースもあれば、ひとつの大きな事件で嫌いになってしまったパターンもあります。
また、相手自身が元々人の好き嫌いをはっきりさせているタイプということもあります。
残念ながら、どんな人間も100%の人に好かれることはありません。
どんな芸能人やスポーツ選手も、必ずしもアンチはいますよね。
どんな人間も「20%の人に好かれ、20%の人に嫌われ、残り60%の人はあなた次第で接し方が変わる」と言われています。
例えば、はっきりものを言うタイプの人と言えないタイプの人では、分かり合えないことが多いでしょう。
冷たくしている相手が「60%」の人ならあなた自身に問題があると言えますが「嫌っている20%」だった場合は「何をしても嫌われる」と割り切ってしまう方が楽になります。
相手の対応が冷たい理由は「嫌われているから」とは限りません。
忙しかったから、疲れていたから、イライラしていたからなど、相手側が問題を抱えていることもあります。
周りの人にそそのかされている、相手側の方が「嫌っている」と誤解してしまった、罪悪感を感じていて接するのが気まずいなどという理由で避けられてしまうこともあります。
本当に嫌われている可能性もゼロではないですが、あなた自身に問題があるとは限らず、単に相性が悪いだけということもあり得るのであまり悩みすぎないようにしましょう。