皆さんは乗り物に乗るのが好きですか?電車やバスに乗って外の景色を眺めたり他の人の人間観察が好きな人もいれば、世の中には乗り物に乗るだけで嫌な気分になってできれば乗り物に乗らずに生きていきたい、乗り物に乗ることを考えるだけで憂鬱という人もいます。
程度の違いこそありますが苦手な人にとって乗り物はかなり苦痛です。
ここではそんな乗り物が苦手な人の特徴を紹介します。
1.他人と同じ空間にいるのが嫌だ
乗り物が苦手な人の特徴は、気心の知れた人、毎日顔を合わせている同僚とは違い不特定多数の人と一定期間、絶対に同じ空間にいなければいけないのが嫌だということです。
公共交通機関の電車やバス、飛行機は自分以外にどんな人が乗ってくるかを選ぶことはできません。
迷惑行為をする人や、失礼な人ももちろんいるかもしれません。
特段の迷惑行為ではなくても、他の人の話している内容がついつい気になってしまうこともあります。
そして自分自身もまた、他の人の視線を気にして不審に思われない行動を心がけなければいけません。
そのような避けられない気遣いをしなければいけないのが苦手な人は、もちろん乗り物も苦手です。
2.独特の密閉感が嫌い
乗り物が苦手な人は閉所恐怖症とまではいかなくても、密閉された空間からして苦手です。
どんなに快適な乗り物でも自分の家と比べれば乗り物の中は自分の席が限られていたり、そもそも車両自体が狭いです。
まして満員電車ともなれば自分のパーソナルスペースの中にどんどん全く知らない赤の他人が入ってきます。
そしてそれを拒むことはできません。
日常生活では他の人の背中と自分の背中がぴったりくっつくことなどありえないし、目の前へ数センチに他の人の鼻先が来ることもありえません。
そういった密閉感を我慢しなければいけないというのが苦痛な人は乗り物が苦手です。
3.乗り物独特のにおいが嫌い
においに敏感な人は乗り物が苦手な傾向があります。
マニアックな人は電車の車両やバスの車両そのもののにおいでどこの鉄道会社かわかる、という話もあるように、乗り物にはそれぞれ独特のにおいがあります。
車内清掃の時の洗剤のにおいが残っていたり、機械の油や燃料のにおい、そこに乗っている乗客の体臭や口臭、香水の匂いなどあらゆるにおいが入り混じっています。
においに敏感な人はそれらのごちゃまぜになったにおいを全て嗅ぎ取ってしまい、単純に臭いというだけでなく、においから得られる情報量が多すぎて気持ち悪くなってしまいます。
4.潔癖症なので不衛生に感じる
においと同様、乗り物の中はあらゆる雑菌やばい菌だらけです。
電車のつり革は家庭の便器よりも汚いという言葉もあるように、乗り物に乗る以上不衛生なものに触れずには移動できません。
そしてそれは自分がいくら気をつけていても避けられないものです。
乗り物だけでなく、服から生乾き臭が漂っている人や、夏場にお風呂に入っていなくて臭い人にも仕方なく触れざるを得ない場面もあります。
終電間際の電車だとホームに汚物がぶちまけられていることすらあります。
そのような経験がトラウマになっている人は、潔癖症でなくても乗り物の不衛生さが我慢できず、当然乗り物が苦手と感じています。
5.事故が怖い
自動車や電車、バス、飛行機の悲惨な事故のニュースは世界中で毎日報道されています。
確率としては大きいものでなくても、衝撃的な事故のニュースは印象に残ります。
誰でもバスに乗った時に、このバスが追突事故を起こしたらどうしようとか、電車が脱線したらどうしよう、飛行機が墜落したらどうしようと頭をよぎることはあるでしょう。
その度合いが本当に強い人は、乗り物に乗るたびに命の危険を覚悟しながら恐怖感に耐えなければいけなくなり、もちろん乗り物が苦手になってしまいます。
6.決められた行動に従わなければいけないのが嫌だ
乗り物に乗る時は当然ながら、その乗り物ごとのルールに従わなければいけません。
バスの料金を前払いするのか、後払いするのか、降りる時にボタンを押すタイミングはどうなのか、駅のホームでの並び方、ドアの開く向きはどっち?など従わなければいけないルールが多く、覚えることもたくさんあります。
明文化されたルールでなくても、乗車マナーにはローカルルールがあったり非常に気を使います。
色々な制約にしばられて決められた行動に従うのが好きじゃない人は、乗り物に乗るのも苦手だと感じています。
いかがでしたか。
乗り物が苦手な人の特徴は乗り物特有の閉塞感や不衛生な感じ自己へのイメージなど複合的な要因で苦手意識を持っていることがほとんどです。
そしてそれらは多くの人が少しずつ感じている共感できる内容です。
自分自身が乗り物に乗るのが苦手だと感じている人はその原因を分析することで混んでいる路線を使わない電車の中での気晴らしを考える他の人と一緒に乗るなどの対策を取ることができます。
また周囲に乗り物が苦手な人がいるかもしれないので自分自身が苦手でなくても気持ちをわかってあげるようにすれば世の中の乗り物はもう少し快適になるかもしれませんね。