ポーカーフェイスな人の特徴5個

最終更新日:2016年11月14日

感情を表情に出さない人をポーカーフェイスと呼びます。

身近にポーカーフェイスな人がいると、「なんであの人は表情をあまり変えないのだろう。

何を考えているかわからない」という疑問を感じることもあるでしょう。

ここでは、ポーカーフェイス人にはどんな特徴があるのか、その心理をご紹介します。

1.自尊心が強く、負けず嫌い

ポーカーフェイスの人は自分の弱みを人に見せたり、さとられたりすることを好みません。

例えば、何か困ったことが起きたり、精神的に辛いことがあれば、

普通の人なら辛そうな様子、苦しそうな表情をして、人にその心情を訴えるでしょう。

しかし、ポーカーフェイスな人は、「そんなふうに人に弱みを見せたくない」と思い、「人に弱みを見せたら負け」というように考えます。

つまり、自尊心が強いため、弱いところを人に見せて、自尊心が傷つくことを怖れるのです。

逆に言うと、どんな辛い時でも涼しい顔をすることで、その強い自尊心を満足させているのが、

ポーカーフェイスな人の心理的特徴と言うことになるでしょう。

2.ストレスを感じる機会が多い

前項でお分かりのように、ポーカーフェイスの人は、しばしば「やせがまん」をしてしまいます。

ふつうは、辛い時には辛い表情をして、人に自分の辛さを訴えますから、人から助けてもらったり、励ましてもらうこともあるでしょう。

それに対し、ポーカーフェイスの人は精神的、あるいは肉体的な痛みを感じていても、それを表には出さず、じっと耐えてしまいます。

したがって、人に痛みや辛さが伝わることがなく、人から助けてもらったり、励ましてもらうことができません。

痛みや辛さをすべて自分一人で抱え込み、耐え続けるのですから、当然人より大きなストレスを感じることになるでしょう。

また、ストレスを感じる機会も多くなってしまいます。

ストレスを感じ、溜めこんで辛い思いをしても、それを人に見せることがありませんから、ますますストレスが溜まっていくのです。

3.表情豊かな人は子どもっぽいと思っている

「ポーカーフェイスな幼児」はほとんどいません。

表情の乏しい子どもはいますが、意図的に表情を変えず、人に感情を見せないようにする幼児は、かなりのレアケースと言っていいでしょう。

ほとんどの子どもは、感情を無邪気に顔に出すものです。

つまり、ポーカーフェイスというのは、精神的に大人にならなければ身に着かないものです。

「ということは、大人になっても喜怒哀楽の表情が豊かな人は、それだけ子どもっぽい人間だ」と、ポーカーフェイスな人は考えます。

感情をストレートに表すのは、大人のすることではないという考えをもっていますから、

そういう人に対しては「幼児性が抜けていない」という批判的な見方をします。

4.クールな自分が好き

「それに対して、感情をストレートには表さず、表情を変えないでいられる自分は、

知的でクールな大人」と考えるのも、ポーカーフェイスな人の特徴です。

最初に「自尊心が強い」という特徴を紹介しましたが、そう考えることによって、その高いプライドは大いに満足させられます。

たしかに、ある程度知的でクールでないと、自分の感情コントロールはできないでしょうし、表情を意図的に変えないでいることはできません。

ポーカーフェイスはつまり、知的でクールな大人の証拠であり、「そんな自分が大好き」と感じるのが、

ポーカーフェイスな人の特徴と言うことになるでしょう。

5.人に対して思いやりがある

もう一つ、これはちょっと変わった心理的特徴ですが、人に対する思いやりから、ポーカーフェイスにふるまうというケースもあります。

人が何か失敗したり、おかしな言動をした際、多くの人はその失敗や言動を笑ったり、呆れた表情を見せるでしょう。

そのことによって、失敗した当人が、深く傷ついてしまうことも少なくありません。

そんな、相手の心情を考慮して、あえて無表情でいるということが、ポーカーフェイスな人にはあります。

これはつまり、「思いやりからのポーカーフェイス」と言っていいでしょう。

ポーカーフェイスな人の特徴について、ここでは主に心理面の特徴を5種類紹介してきました。

意外な特徴もあったかもしれませんが、ポーカーフェイスな人の見えない心の内を理解するための参考になさってください。